ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

東大を落ちたAI東ロボくんにアメリカ・中国から強敵が現れた。

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AI人工知能の「東ロボくん」が2011年から目指していた東大受験、一昨年に6浪した時点で合格を諦めた。その理由は、英語や国語の問題で東ロボくんは表面的な単語の並びで判断して答えようとするため文章の細かい意味を理解できない。文章全体の意味を把握したり表現技法を理解したりなど設問の全体的なテーマを理解することができないのだ。つまり東ロボくんの東大受験の弱点は「読解力」が劣っているから東大合格に必要な「偏差値」に届かないのだという。東ロボくんの「読解力」を向上させることは現在の人工知能開発技術では無理だと判断して東大受験を諦めたというわけだ。ところが、今年に入ってアメリカのマイクロソフト社と中国のアリババ社が高度な「読解力」を備えたAIを開発したというニュースが飛び込んできた。2社の開発したあたらしい人工知能はいずれもスタンフォード大学で行った「読解力テスト」で、優秀な読解力を持った人間と同等レベルである平均80点を超える高得点をマークしたという。この画期的な出来事を世界中のマスコミが取り上げる一方でこの結果を「眉ツバだ」と批判するAI研究者の意見も少なくないという。事実、読解力テストを実施した当のスタンフォード大学の教授も「このテストは人間の能力と人工知能の能力を比較することを想定していない。人間と人工知能では比較結果が人工知能に有利になるバイアスがかかっている」と述べている。どうやらAIの「読解力」が人間に追いつくことは日本・アメリカ・中国の今の技術だけではまだまだ先になりそう。となれば我々人間は、AIに追いつかれないように「読解力」を高めることに日々精進したいものだ(笑)