ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

金持ちになるのを断ったのに大富豪facebook創業者ザッカーバーグ。

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アメリカの雑誌フォーブスに掲載された「100人の名言」の中でfacebook創業者ザッカーバーグが創業間もない時期のお家騒動について語っている話が面白い。「facebookを起業してすぐに大企業が買収を持ちかけてきました。私以外の全員(共同創業者)が売却を望んでいましたが私は反対しました。(その結果)会社はバラバラになり1年弱の間に経営チームの全員が去ってしまいました」ザッカーバーグは起業してからもっとも辛い孤独感を味わいながら「単に生きるため、お金のためではなくてフェイスブックを使う人々の役に立ちたい、意味のあることをしたい」と、この時決心したのだという。彼は買収を持ちかけた大企業の名前は出さなかったが、ニュース報道によれば、創業1年後にメディアグループVIACOMが75億円で買収を提案してきて、その翌年にはyahooから1,000億円の買収提案が持ち込まれていた。さすがのザッカーバーグもyahooからの1,000億円の買収提案には心が揺らいでしまい「フェイスブックの新サービス『オープン登録』のユーザーの伸びが思ったほどでなければ僕達が欲しいのは10億ドル(1,000億円)の方かもしれない」と思わずつぶやいたという。しかし幸いにして、新サービスのオープン登録を開始した結果ユーザーが何と2倍になりザッカーバーグはyahooからの甘い誘惑を断ち切ることができた。その後facebookは快進撃を続け2012年には9億人のユーザーを獲得して世界最大のSNSに成長した。この年、初めての株式上場によってfacebook時価総額9兆円、yahooが提示した買収金額の何と100倍以上の価値のある会社になったのである。ザッカーバーグは起業する人へ「金儲けが目的であってはならない、君が世界で変えたいことは何か、それにフォーカス(集中)すべきだ」とつねにアドバイスしてるそうだ。