ハリルジャパンの欧州遠征、マリにはドロー、ウクライナには敗戦と1勝することもできなかった日本代表の面々。長友選手や長谷部選手など「このままではW杯で勝利するのは無理」と戦いのあとに嘆いていたが、日本代表がマリにもウクライナにも勝てなかった理由は私のような素人目にも明らかだった。相手がキープするボールをまったく奪えないのだ。さらにはようやく足元に来たボールをカンタンに相手に奪われてしまう、テレビ観戦していてボールが奪えない、すぐ奪われるシーンを繰り返し見せられたサッカーファンはイライラやストレスが募ったはずだ。いわゆるサッカーで強いチームとは、ドリブルが上手い、シュートが上手い、に加えていかにボールをキープできるかという「キープ力」に優れているかどうかで決まるという。かつてビスマルクやストイコビッチといった世界的な名選手から沢山のボールを奪い続けた元鹿島アントラーズのボランチだった本田泰人コーチが「相手からボールを奪う技術」について語っている。先ず「相手との間合いを出来るだけ詰めること」現役当時の本田さんは「よくそんな間合いで居られるな」と名将ジーコ監督から言われたほど対峙した相手との間合いを出来る限り詰めていたという。そして相手からボールを奪うタイミング。ドリブルしてる相手選手がボールから足をを離す一瞬が必ずあるのだと言う。その一瞬を逃さずにボールを奪い取る、というテクニックだ。相手がボールから足を離す一瞬のスキを見逃し、逆にボールから足を離したスキにボールを奪われる繰り返し、素人目にも稚拙な攻撃を繰り返すサッカー日本代表のスター選手の面々、こんな連中を引き連れてハリル監督はモスクワに向かうつもりなのだろうか(笑)