ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ビザなしパスポート世界一の日本、訪日外国人にはビザを要求してる。

f:id:gunjix:20180312012729j:plain

世界各国のパスポート自由度(ビザ無しで行ける国)の調査結果が先日公表され、日本とシンガポールが世界180カ国にビザなし渡航ができることで昨年1位のドイツを抜いて世界一になった。メンドウなビザ取得をせずにパスポートだけで自由に入国が許されるビザ免除は何を評価基準にして決められているのだろうか。シンガポール国立大学のパラグ・カーンナ教授によれば「国民がビジネスと投資活動に関心の高い平和的な商業大国」に対してビザ免除を行っているのが各国の通例だという。確かに日本国民は誰が見ても平和的な国民だろうから世界の国々が安心してビザを要求せずに入国が許されるのかも知れない。世界に誇れるパスポートだけで世界中を旅できる様になった日本。そのくせ、外国人が訪日する場合はパスポート以外にビザを要求する入国に厳しい国として日本は世界的にもつとに有名だ。現在ビザ無しで日本へ入国できる国の数はわずか68カ国しかない。お隣の中国やフィリッピン・ヴェトナムにさえもビザ申請を義務付けているのが現状だ。もちろん、犯罪人や永住を求める不良外国人の入国を未然に防ぐ目的なのはわかるが、東京オリンピックに向けて観光立国を国家政策としていながら「出るは易し、入るは難し」の現状では矛盾が大き過ぎるのではあるまいか。政府は、まず「爆買い」の中国人を狙って近々ビザなし入国を認めようとしているようだが、日本と縁の深いブラジルやアジアのフィリピンやベトナムなどにもビザなし渡航を許しても良いのではないだろうか。オリンピックに向けて自国民さえ良ければの「島国根性」を改める絶好の機会かと思われる。