ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マリナーズ再入団で、イチローは引退を早めてしまった。

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44歳のメジャー球界のレジェンドイチロー選手がマリナーズ再入団の記者会見を行った。「いずれまたこのユニホームを着てプレーしたいという気持ちが心のどこかにつねにあった」と再入団の喜びを語った。イチロー選手がマリナーズと再契約したということは「メジャーでの活躍はマリナーズで最期にするつもりだ」とメジャーの全球団が認識してしまっている事をイチロー本人は自覚しているんだろうか。彼は常々「50歳まで現役を続ける」が口ぐせだが、メジャーで50歳まで現役でプレーすることはまず不可能だ。今回レフトを守るギャメル選手が長期離脱したことで急遽「第4の外野手」としてのマリナーズ入団が幸いにして実現したのだが、昨年の打率255、安打50本という成績はイチロー選手の年齢から来る「衰え」を明らかに物語っている。昨年と同じ程度の打撃成績のままではギャメル選手がケガから復帰した時点でイチローは余剰戦力となってしまうだろう。場合によってはシーズン途中であっても打撃成績次第では戦力外と判断し解雇されてしまうことだってありうるのだ。事実、イチローと同じようにマリナーズへ復帰した史上最高の得票率で野球殿堂入りを果たしたあのケン・グリフィー・ジュニアでさえ再入団2年目に解雇されてしまっている。入団会見の中で移籍先が難航していた時点で「日本球界への復帰を検討したことはないのか」という記者からの質問に「メジャーでやる気持ち、これのみでした」と語ったイチロー選手。今回のマリナーズ再入団は、彼にとってのメジャーでの「終の棲家」、そして現役プレイヤーとしての「最終章」になることは間違いないだろう。