ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

金正恩の兄毒殺、叔父処刑のナゾが解けた「周永康」の密告。

f:id:gunjix:20180213215848j:plain

NHKのニュース報道で驚きの大スクープが報じられた。北朝鮮の独裁者金正恩が総書記に就任後すぐに北朝鮮ナンバー2の立場にいた叔父であるチャン・ソンテク氏を処刑し次いで異母兄である金正男氏をマレーシアの空港で毒殺したのは、中国の最高指導部の一員であった周永康という人物からの「密告」に激怒してこの二人を「粛清」したというのだ。このNHKのスクープは中国政府の高官に直接取材して得た情報だという。話は6年前に遡るが、当時北朝鮮の総書記「金正日」亡き後、誰を後継者にするかでチャン・ソンテク氏は北朝鮮国家の後ろ盾である中国を訪れ当時の中国国家主席だった胡錦濤主席に「金正男」を後継に就かせたい、旨の意向を伝えたと言う。結果的には兄の金正男ではなく弟の金正恩が後継者に選ばれたのだが、この中国側との事前の「秘密のやりとり」を中国最高指導部に属していた周永康という人物が事もあろうに弟の金正恩に告げ口してしまった結果、あの残虐な粛清劇が起こったのだと言う。周永康はなぜこの事を金正恩に告げ口したのか?それは中国の国家主席が現在の習金平氏になって周永康の身辺に汚職捜査の手が伸びたため北朝鮮NO.1の金正恩との太いパイプを盾にして追及を逃れようとしたためだと言う。しかし周永康はこの件で中国政府に「国家機密漏洩」の罪で逮捕され現在、無期懲役に服している。「自分の身を守るためには他人の命も売る」という中国政府高官だった周永康の軽はずみな告げ口によって、現在の金正恩による恐怖政治というパンドラの箱が開いてしまった事は間違いない事実だろう。