ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「沈黙は金なり」TVで高視聴率を稼いだ貴乃花親方の勝ち算。

f:id:gunjix:20180208141816j:plain

横綱日馬富士を引退にまで追い込んだ「貴ノ岩」暴行事件。被害者貴ノ岩の師匠である貴乃花親方が事件発生以来「ダンマリ戦術」を貫いてきたが、先日その沈黙を破ってテレビ朝日のインタビューに応じた。この貴乃花親方が激白する特別番組が同じ時間帯のバラエティ番組の視聴率すべてを上回って13.6%という高視聴率を記録した。このテレビ視聴者の関心の高さをみると、世間はどうやらこの不可解極まる相撲協会の事件処理について納得がいってないように思われる。長い伝統の上に胡坐をかいていると言われて久しい日本相撲協会スケープゴート(生贄)にした筈の貴乃花親方の高視聴率結果を見てすぐさま(協会に)無届放映だとテレビ朝日の出入りを禁止した。暴行事件の際も警察に通報し相撲協会には報告しなかった貴乃花親方、その理由として「協会は事件の真相を究明する組織ではないから」といった内容の発言を行っている。つまり、真相究明が警察の手によってなされたことで事件はうやむやにされずに白日の下に晒され横綱日馬富士を引退まで追い詰められたという事だろう。貴乃花親方はまたSNSを通して今の相撲協会の運営方針について異議を唱え続けて居る。あくまで透明で公明正大さを求める貴乃花親方と伝統に胡坐をかいた伏魔殿である相撲協会が対立したままの現在の構図。日本相撲協会を管轄する国は、こうした国民の不満がくすぶりつづける協会運営の抜本的な見直しのために第三者委員会を立ち上げるなどして相撲協会改革に乗り出すべきではないのか。でなければ、貴乃花親方はいつまでたってもマフラーを正しく巻けず、「襟を正す」ことができないままになってしまう(笑)