ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

KO率100%のWBC王者「比嘉大吾」。その威力は背中の筋肉にある。

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WBCフライ級王者の比嘉大吾選手がまだ22歳の若さで日本タイ記録となる15連続KO勝利を何と1ラウンドKOで達成した。誰しもが驚くのは連続KOを続けられるその驚異のパンチ力だろう。比嘉選手のそのパワーの秘密は一体どこにあるのか。上の写真をみればわかるが比嘉選手の背中の筋肉つまりボクシングで戦うためにもっとも重要とされるヒッティングマッスル(打撃力を生み出す広背筋)が異常に発達した体型をしている事だ。この背中の筋肉を使わずに打つと威力の無い猫パンチになってしまう。比嘉選手の場合は背中の筋肉を強くひき腕にそのパワーを伝えながらパンチを繰り出すいわゆる「重いパンチ力」で相手に大きなダメージを与えるというわけだ。さらにパンチにパワーを伝えるのに欠かせない胸周りの筋肉も比嘉選手はもの凄く発達していて身長160㎝と小柄でありながら胸囲は何と98㎝もあるという逆三角形の体型なのだ。確かに見た目ではボクサーの体と言うよりボディビルダーのような筋肉だらけの体をしている比嘉選手。パンチを打つ時の踏込、腕の回転力、そしてパンチのコンビネーションそれらのすべてのスピードの速さにも定評がある。さらにチャンスと見れば思い切り踏み込んでゆくその勇気、欠点と言われるデフェンスがまだ不十分だと言う声もあるが、かれの圧倒的な攻撃的ボクシングでそれをカバーしてしまう。比嘉大吾は、まさに我が国の多くのボクシングファンが望んでいた世界チャンプと言えるだろう。その若さとパワーで連続KOをどこまで伸ばすのか、ボクシングファンなら目を離せない22歳の比嘉選手のこれからに期待したい。