ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

赤ちゃんとママは1歳違い。奇跡のバック・トゥ・ザ・フューチャー。

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アメリカのテネシー州で25年前に凍結保存された受精卵を移植された女性が無事に女の子を出産したというニュースがあった。母親になったティナ・ギブソンさんは26歳、25年前にすでにこの世に存在していた受精卵とはわずか1歳の年の差という事になる。この受精卵が凍結されたのは1992年、全米の匿名のカップルから提供された受精卵を全米受精卵提供センターが凍結保存していたもののひとつだと言う。母親になったティナさんはこの時まだ1歳、「受精卵と友達になっていたかもしれない」と驚いた様子だったと言う。これまで凍結した受精卵を使って出産した成功例は最長20年だったのが今回の25年が世界最長記録になったのだ。母親になったティナさんは「世界記録だろうと何だろうと気にしない。神様からの大切なクリスマスの贈り物」と赤ちゃんを抱きしめながら目を細めていると言う。年々進化する人工授精による出産はこの先どれぐらい凍結保存期間を可能にするのだろうか。詳細は公表されていないが「受精卵の提供者」の情報は人工授精をする本人には知らされると言う。受精卵提供者について精査すれば、20年~30年前には世間の脚光を浴びなかった「才能」が受精卵の中に眠っていて、現代に花開く可能性だって見つかるかもしれない。凍結保存と言うバック・トゥ・ザ・フューチャー技術によって現代に甦ってくる赤ちゃんの誕生、まるでSFの世界で起こるような現象が目の前で起こってしまう科学の驚異。人間の持つ生命力の無限のエネルギーには只々驚かされるばかりである。