ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アメリカの流行語大賞は「フェミニズム」。日本と違うお国ぶり。

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アメリカのオンライン英語辞典「メリアム・ウェブスター」が日本で言う今年の流行語大賞にあたる今年のコトバに「フェムニズム」を選んだというニュースがあった。日本では「フェミニズム」と言えば「声高に女性の権利を主張する人物」あるいは「女性に甘い男」というように解釈されているが、アメリカの辞書を引くと「男女間の政治的、経済的、社会的平等の理論」あるいは「女性の権利と利益のための組織的運動」と解釈が書かれている。では、なぜ「フェミニズム」が今年のアメリカのコトバに選ばれたのか。今年はトランプ氏の大統領就任で幕を開けたが、女性に対する蔑視発言を繰り返すトランプ氏を批判するレデイ・ガガをキッカケにして起きたトランプ氏への抗議デモ「ウィメンズマーチ」が全米各地に広がった事。そして今年の後半には、ハリウッドの大物プロデューサーによるセクハラ事件をきっかけに被害者のハリウッド女優が始めたハッシュタグ#Me too(私も)によるセクハラ告発運動などアメリカ全土で男女平等の本質である「フェミニズム」のあり方が問われた1年だったためだ。SNS上でのアメリカ国民による検索数で「フェミニズム」が年間を通じて検索上位を維持した事も選ばれた理由だとか。我が国の今年の流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」と「忖度」そしてアメリカ人が今年のコトバとして選んだ「フェミニズム」。いずれのワードもそれぞれのお国ぶりを如実に物語っていると思いませんか(笑)