メジャー入りを希望する大谷翔平選手が、一番可能性が高いだろうとウワサされていたニューヨークヤンキース入りを選択肢から外したというニュースが入ってきた。ニュヨーク・ポスト紙はotaniの頭にNを加えてNotaniとヤンキースを蹴った大谷選手について伝えている。メジャーチームとの大谷の交渉代理人バレロ氏は「ヤンキースタジアムは狭くホームランを量産できるしヤンキースで活躍すれば他のチームより破格の報酬が得られる」と大谷を説得したが結局は大谷本人が首をタテに振らなかったと言うのだ。札束で頬を叩くようなヤンキースの入団交渉を蹴った大谷翔平はMLBで何を目指そうとしているのか。メジャーリーグがあらたに25歳までの選手の年俸制限を設けたために、1億ドル(112億円)の高額年俸契約が可能となる2年後の25歳でメジャー挑戦かと思われた大谷翔平が23歳で挑戦を決めたことに先ず驚かされたMLBが、今度は名門チームにこだわらないその姿勢にさらに驚いていると言った現状だ。日本でのスター選手のメジャー挑戦の中で最年少となる23歳でのメジャー挑戦、大谷翔平は1年目から成功を求められていた名門ヤンキースのようなプレッシャーに晒されるチームでは無く、23歳の自分が成長する可能性を認めてくれるチームをどうやら視野に入れてるようだ。名門チームや高額年俸にこだわりの無いその野球人としての姿勢は、大谷翔平がMLBでの将来の大スターになる片鱗を私たちに窺わせてくれているように思われる。