ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ゲス不倫」当選「このハゲ―」落選。当落を分けた「音声」の力。

 

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台風による荒れ模様の中、衆議院選挙結果が即日開票され話題の女性議員2人が明暗を分けた。週に4日の9歳年下の弁護士とのダブル不倫と騒がれた山尾しおり議員は予想を裏切って無事に当選を果たし、「このハゲ―」と秘書を罵倒した豊田和子議員は最低得票率で落選してしまった。当選した山尾女史は不倫疑惑について「(本当はウソだが)説明は十分した上で公私のラインを引かせてもらった。政治家としての信念を明確に示した姿勢が(選挙民の)信託を頂いた」と勝利の理由を語り、一方の落選した豊田女史は「今まで(の選挙)とは天と地ほど違った。手作りの選挙戦で人生で大事なことを教えてもらえた」と涙ながらに敗戦の弁を述べたのだ。この2人の立候補者に対する地元選挙民の審判はなぜこれ程までに大きく違ったのだろうか。それは、2人のスキャンダルが選挙民に与えた音声による「リアル感(生々しさ)」にその違いがあったことが理由なのだ。山尾議員のゲス不倫は事実だろうがその現場の音声(笑)を生々しく記事にする事はさすがの「文春砲」にも出来なかった。それに引き替え豊田女史の「このハゲ―」の罵声は秘書によって「録音」され毎日のようにテレビの画面を駆け巡り、選挙民の耳を刺激し続けた。つまり選挙民に対してスキャンダルの「リアルな声」による「耳への刺激」があったか無かったかが2人の明暗を分けたということになるわけだ。スキャンダル現場の音声を「録音」される心配の無い山尾女史が、当選を祝って9歳年下の弁護士とするであろうゲス不倫の「音声」は如何なモノなのだろうか、と思うのはまさしくゲスの勘繰りだろう(笑)