昨日のサッカー日本代表とFIFAランキング113位という格下ニュージランドの強化試合。当然ながら日本代表の楽勝かと思いながらテレビ観戦していたらイライラが募るばかりの試合展開だった。格下相手だから当然シュートチャンスが数多くあったが、それをことごとく日本選手は外したのだ。この試合で日本が放ったシュート数は合計で18本。ゴールネットを揺らしたのはこの打ち倉田選手が終了間際の時間帯に決めた地を這う様なヘディングシュートのみだった。試合後、ことごとくシュートを外し続けた選手に対してハリル監督は少年サッカーの選手に向って諭すような口調でシュートを外し続けた選手への感想を述べた。「長友も(シュートを)2本打ったが彼のボールがどこへ行ったか分からないので今も探しています」と皮肉交じりに表現し、シュートを打つ時には「最期の所でフッと息を吐けば落ち着いて蹴れます。軸足・体の向きも大切」とシュートを打つ時の基本について述べたのである。長友選手を始め日本代表を務める面々はナゼこのシュートの基本を昨日の試合では実践できなかったのだろうか。それはつまり自分の目の前にやってきたシュートチャンスに気持ちが動転するのではなかろうか。「よし、ここで決めれば自分の印象が上がる」その力みによってボールをゴールポストのはるか上空に蹴ってしまうという失態を続けさせた原因なのだ。競争の激しい日本代表のポスト争い。これからの試合でも自分の目の前にボールが来たら「息を吐いてから蹴る」シュートの基本動作を忘れたまま蹴ってしまう選手が続出するに違いない。どうするハリルホジッチ(笑)