ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

子供が触りたいおとなしいヘビ「ヤマカガシ」。咬まれて重体に。

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兵庫県伊丹市の公園でヘビを捕まえて咬まれ小学5年生の男の子が一時意識不明の重体になったと言うショッキングなニュースがあった。その後には福岡県飯塚市で川遊びしていた小学生がヘビに咬まれたというニュースもあった。ヤマカガシは水辺を好むヘビで川遊びの機会が多い夏休みは子供たちが危険な目に遭いやすい季節なのだという。ところでヤマカガシが毒ヘビとして認識されるようになったのはつい45年前のこと、咬まれた中学生が死亡した事件があってからだ。それまでは毒ヘビと言えばマムシが代名詞だったが、実は毒の強さはマムシよりヤマカガシの方が3倍も毒性が強いと言うから恐ろしい。ではなぜこれまでヤマカガシは毒ヘビとして恐れられてこなかったのか。ヤマカガシは人を見れば逃げるおとなしい性格でマムシの様に人に襲いかかってくるような攻撃性が無いことがその理由と考えられている。しかし、いくらおとなしいヘビといっても人間が手で捕まえたりすれば反撃するために咬むというわけだ。ヤマカガシが持つ毒はマムシより強力であるだけでなく、「溶血毒」という出血が止まらなくなる作用があるというからやっかいだ。皮下出血に始まり内臓出血さらには脳内出血にまで危険性がおよびやがては死に至るという。子供は大人と違って一見おとなしく見えるヘビを見つけると触りたくなる傾向がある。今回の事件も手でじかに触ったことが咬まれた原因だったという。ヘビを可愛いからと触って咬まれれば、命の危険性にまで及ぶことを親達は前もってしっかり子供たちに教えておくことが必要だろう。