ガソリン車の時代が終焉し間もなく電気自動車の時代がやってくるのは世界の常識になりつつある。電気自動車が発売されてからの販売台数の伸びはハイブリッド(ガソリンと電気の併用)車の普及速度よりさらに早いスピードで進んでいると言う。この電気自動車の販売で日産リーフが断トツの販売台数で世界トップにある事は日本ではあまり知られていない。マスコミに良く登場してくるアメリカの電気自動車テスラだが販売台数では日産リーフの足元にも及ばない。では、なぜ日本のマスコミは電気自動車の分野で日産リーフをはじめとする国産車の電気自動車が世界をリードしている事実を伝えようとしないのか?第一の理由は世界的な2大自動車メーカートヨタとホンダが電気自動車の未来に消極的な姿勢のためだ。2番目の理由としては自動車先進国でありながら日本のドライバーが他国に比べて電気自動車への興味が薄いと言う点だ。こうした理由をもとに日本のマスコミもまた電気自動車の分野への興味が薄く、日産リーフがその性能や価格でアメリカやドイツなどの電気自動車をしのいで世界一の座にある事を日本のドライバーに向けて伝えようとはしないのだ。しかし、地球は日本中心には回っているわけではない。トヨタやホンダそしてマスコミまでもが目を向けようとしていない電気自動車の市場が、日産リーフの頑張りだけでトップの座をいつまで維持できるだろうか。「木を見て山を観ず」の例えの様に電気自動車の市場で日本のメーカーもマスコミも目先の事だけに囚われているばかりではこの先が心配だ。10年先20年先にも電気自動車の分野で我が国がトップの座を維持し続けるためにメーカーもマスコミもそしてガソリン車のユーザーも電気自動車への理解をもっと深めることがいま必要だろう。