ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界一貧しい大統領では無く世界一自由な男ホセ・ムヒカ。

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世界でいちばん貧しい大統領として話題になったウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏。彼が次々に繰り出す自由闊達な言葉の数々は名言集になる程だ。世界一貧しい大統領と言っても大統領を辞めた後にはその報酬を元にウルグアイの子供たちに農業をおしえるために農業学校を設立している。30年前に発売された彼の愛車1987年製のフォルクスワーゲンサウジアラビアの大富豪から100万ドル(1億1000万円)で譲って欲しいと言われたのに対してホセ・ムヒカ氏は「友人たちからプレゼントされたもので売れば友人を傷つける事になるから」と断っている。つまり、彼は世界一貧しいというより世界一自由に生きている大統領なのだ。「ウルグアイの政界で思ったことは何でも口にするのは私ぐらいだ」という大統領時代、政府の重要な会議の場でも彼だけはノーネクタイで押し通し「ネクタイは現代文明の奴隷のシンボル」と主張していたという。その自由闊達な姿勢を貫くホセ・ムヒカ氏が昨年末に日本の新聞記者のインタビューに答えた記事が印象的だ。昨年来日した印象を振り返って「京都のホテルで便器のフタが勝手にあがるのに驚いた。自分の手で磨けば済むのに日本人は電動歯ブラシを使う、まさに資本主義の競争マニアの仕業だね」と語り「日本はロボットを大衆化する最初の国になるだろう。しかしロボットは素晴らしいけど消費はしない。未来の日本では様々な社会問題が表面化するだろう」と世界一自由な大統領は「日本の近未来」についてこう予言している。参考にすべき意見では無かろうか。