ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ナゼなのか?ヒトラーをリスペクトしていた28歳のジョンFケネディ。

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暗殺された米国大統領ジョンFケネディの生誕100年の今年、第2次大戦終戦直後、28歳の時にケネディが記した日記帳が見つかった。この日記が先日ボストンでオークションにかけられ71万ドル約8000万円の高値で落札されニュースになったのをご存知の方も多いだろう。72年前、終戦間もないドイツを訪れたケネディは、悪魔の総統ヒトラーの足跡を見て回り、その感想について日記に綴っている。「4か月前(1945年4月30日)に自殺したヒトラーから不思議な魅力を感じた」という書き出しで「ヒトラーは祖国のために無限の野心を抱いていた。いま彼を取り巻いている嫌悪感から抜け出せたとき歴史上もっとも重要な人物の一人になるだろう。彼は伝説になるだけの何かを抱いている」第2次世界大戦の終戦直後、世界中がヒトラーを憎悪の対象、悪の象徴としてだけ見ていたその当時に、28歳のケネディヒトラーについてこれだけ冷静に歴史的なマクロの視点から評価を下していたことに驚かされる。ケネディはこの日記を記した18年後に自分が悲劇的な暗殺事件によってヒトラー以上に歴史上のオモテ舞台に立たされて人々の記憶に残ることになるとは、まだ28歳だったケネディには想いも寄らなかった事に違いない。ヒトラーについて「伝説になるだけの何か」を感じ取ったと言う28歳のケネディは、自分の中にも将来同じような「伝説になるだけの何か」が存在すると、宿命のようなものをこの時感じ取ってていたのかもしれない。歴史的にも非常に興味深いケネディの青年時代のダイアリー発見である。