ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

変化球・変化球・変化球、敵将がウンザリするドジャース前田健太が8勝目。

f:id:gunjix:20170720161211j:plain

MLBドジャース前田健太投手が今季は不調と言われながらも日本人ピッチャーの中で何と一番乗りで8勝目を挙げた。ルーキーイヤーだった昨年は日本人投手最多の16勝を挙げた前田をアメリカのスポーツ紙は「年俸300万ドル(3億2500万円)でこれだけのピッチングをしてくれた前田は大バーゲン(お買い得)ピッチャーだ」と評した。MLB2年目の今年は開幕から好不調の波があって先月には渡米後初の先発降格も経験した前田だが、7月に入って立ち直り昨年同様のペースで白星を重ねている。5月に3勝目をあげたパイレーツ戦で敵将のハードル監督は「2塁走者の場面で(投手に不利な)カウント3-0なのに前田は変化球を投げてくる。その次も変化球、3塁走者の場面でもまた変化球・変化球・変化球。我々は彼の変化球を止めるためにも変化球を打たなければならなかった。わかっていたけど前田を攻略できなかった」とウンザリした口調で前田の変化球を多投するそのピッチングを讃えたのだ。また6勝目を挙げたエンゼルス戦では敵将ソーシア監督が「彼は素晴らしくコーナーを突いてくる。球速の変化も素晴らしい。すべての球種を駆使して我々の体制を崩し続けた」と前田の投球を絶賛した。相手チームの監督たちが口を揃える前田のあらゆる球種を投げ分け球速も変化するという打者を翻弄するピッチングテクニック。これからのシーズン後半も豊富なドジャースの先発投手陣の中に踏みとどまって何とか昨年の16勝を上回る活躍をして欲しい。そして、2年契約が終了する来シーズンは大バーゲン(お買い得)投手の汚名を返上して鳴り物入りでMLB投手になった田中やダルビッシュに肩を並べる年俸を前田健太にぜひ手にして貰いたい、と思うのである。