ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ドイツの大学生4人が始めた「trivago」は売上何と930億円。

f:id:gunjix:20170613224211j:plain

連日のようにテレビで流されている「ホテル?trivago」のコマーシャル。今や旅行の予約サイトとしてはトップの知名度だ。テレビでtrivagoのコマーシャルを流しているのは実は日本だけでは無い、ヨーロッパでもアメリカでも年がら年中このCMが流され、海外では出演のモデル達は「トリバゴの女・トリバゴの男」と呼ばれるほどの有名モデルになっているそうだ。今から12年前にトリバゴを創業したドイツの大学生4人が最初に社員採用試験を行ったのは応募者を直接来社させることなくスカイプを使って面接し、採用を決めたと言う。本社はドイツ・デュッセルドルフにあるが採用した社員の国籍はイタリア・スペイン・カナダ在住の人達で、今でもトリバゴ社員の90%は海外在住の社員で占められているというまさにグローバルカンパニーなのだ。2007年にヨーロッパで開始したネットによるホテル料金の比較サービスというユニークなアイデアはその後アメリカやオーストラリアそして日本と世界中の旅行好きの人々に爆発的に支持され、売上は2008年から倍々ゲームで急成長を続け昨年末には日本円で930億円の売上にまで達したと言う。皆が「あれば便利」と日頃思っていたホテル料金を比較して決められるというシンプルなアイデアと創業の地域ドイツ国内にとどまらずヨーロッパ・アメリカ・アジアと世界中にネットワークを張り巡らしたtrivagoの起業精神はまさしく21世紀にふさわしいニューカンパニーのスタイルだと言えるだろう。それにしてもドイツの大学生が始めたように、ネットワークを活用した世界的なカンパニーの創業が日本の若い世代からはナゼ生まれてこないのか?誠に残念な限りである。