ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ヤンキースのマー君、ホームラン一発病を治す「決め球」。

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4月に無四球の完封勝利をあげ、復調の兆しを見せていたヤンキース田中将大投手が5月は一転、ホームラン病に罹ってしまっている。5月14日のアストロズ戦で4本塁打で8失点、20日のレイズ戦では3本塁打6失点と惨憺たる投球内容だ。試合後のインタビューで田中投手は「自分の技術不足、原因は分かっている。やることは自分の中ではっきりしてるので、それをやっていくだけ」と次回の登板までにピッチングを修正してみせると明言している。しかし、彼が2試合連続で罹ってしまっている「ホームラン病」はそんなに簡単に修正できるのだろうか。ヤンキースの投手コーチは「踏み出す足が開いてきて腕が引っ張られて追いつかないことで、投球アングル(角度)とプレートまでの(球の)到達速度が変わっている」とその原因を分析して見せるが素人にはまったく意味がわからない。田中本人や投手コーチのこうした原因分析とは別に、田中投手の今シーズンの投球データを見てみると気になる数字がある。合計7本塁打を献上した2試合だけでも田中が打者を三振に切って取るのに欠かせないスプリッター(高速フォーク)を投げた数が昨シーズンに比べて半分以下と極端に少ないのだ。田中がなぜ必殺スプリッターの投球を控えているのか、その結果として多くのホームランを浴びているのだから昨シーズンと同じように多投すべきでは無いかと素人ファンとしては思うのだが。スプリッターはヒジや肩への負担が大きい球種だから「ひょっとして?」と2年前の故障を思い出してしまう。弱り目に祟り目ではないが、素人ファンのこうした杞憂を、次回の登板ではぜひ田中投手に完璧な投球で払拭してもらいたいものである。