ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

100歳人生当たり前、老後は何と40年、転ばぬ先のツエが要る。

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長寿の国ニッポンは、100歳以上のお年寄りが現在6万人を超えもうすぐ10万人を突破する時代が来る事が確実視されている。イギリスの著書「ライフシフト」によれば長寿の国(日本)では、人生80年では無く「人生100年設計」が必要な時代が到来していると言う。学校で教育を受ける約20年、社会に出て仕事をする約40年、引退後の生活約20年という3つのステージで人生設計をこれまで行ってきたが、これからの人生100年の時代には3つ目のステージが人生で一番長い40年間のステージとなる。これまでの引退生活と言う単純なククりでは済まない40年という長い期間を、「転ばぬ先のツエ」ではないが早目の対策が必要だろう。先進諸国の中で、社会人になってからの学校再入学や地域活動への参加などの割合がもっとも低いと言われる日本人、引退後も自分が社会に関わり続けられるような人生プランを現役時代から準備しておく事が肝要だ。また、社会で働いている現役世代の頃から老後のための資産つまりお金の資産では無い、目に見えない「無形資産」、生活スキル(技術)や体力維持(ヘルスケア)や人間関係(コミュニケーション)などの「蓄え」をしておく必要があると言う。言われてみれば確かに800メートル先がゴールだと思っていたのに1000メートル先にゴールが伸びたとなれば走る力の配分も走り方も当然違ってくるだろう。老後と一口に言うけれど、40年という長いスパンで老後を過ごす事になれば初めの20年は「自分はまだ壮年」という体力や精神力を維持しながら走り続けねばならないだろう。やれやれ、ハッピーリタイアメントと言ってから、さらに20年を若い世代と同様に走り続けねばならないこれからの老後人生はかなりハードな道のりだ。