ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

松ちゃんのベトナム女児殺害犯人を「狼男」と言うツッコミは鋭い。

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先日放送のワイドナショーで、ベトナム幼児が殺害・遺棄された事件で逮捕された小学校保護者会会長の男について自身も娘の居るダウンタウンの松ちゃんこと松本人志が怒りのコメントをした。「普段は普通のオッサンで満月を見ると変わってしまうようなやつ、いるんですよ。自分でもオオカミ男とわかっていると思うんです」と分析した。確かに、今回の事件の犯人が自分も殺害した女児と同年代の子を持つ父親であり、小学校の児童を保護する保護者会の会長でもあったことは、驚き以上に世間に大きな衝撃をあたえた。犯罪心理学の専門家をしてもこの犯人の「心の闇」を正確に解き明かすことは至難の技だろう。マスコミ報道でも子供の見守りに熱心だったこの男が犯人だなんて「信じられない」と近所に住む人たちは口を揃えている。松本人志が言うようにこの日頃は穏やかなオオカミ男が、突然に「満月を見てしまった」ということなのだろうか。では、この犯人にとって殺意を持つきっかけになった「満月」とは一体何なのだったのだろうか。それはありきたりの日常や、刺激の無い生活の繰り返しの中に居る自分にある日ふと気付いたのかもしれない。普通のオッサンが、そうした退屈な日常のなかで満月を見たとき突然にオオカミに変身する、という松本人志の指摘は確かに鋭い。しかし、オオカミに変身して幼い命を狙ったこの男の深い「心の闇」は我々一般人にはとうてい理解できないままである。時間をかけてでも犯罪心理学者の手によってこの男の「心の闇」を解き明かしてもらいたい。でなければ、またオオカミ男はどこからか出現してくるだろう。