ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

Facebookの入社試験、面接で聞かれるたった1つの質問とは。

f:id:gunjix:20170313014306j:plain

Facebook社の人事部門を統括するマネージャー、ロリ・ゴーラー女史が経済誌「ウォールストリートジャーナル」主催の講演会で、中途採用者のユニークな面接法を語っているのがとても興味深い。中途採用者を面接する際には、たった1つの質問をするだけだという。それは、「あなたにとって、これまでしてきた仕事の中で最高の1日をあげるとしたらどんな日でしたか」という極めてシンプルな質問だ。面接者はさっそく自分のキャリアにおけるハイライトを熱く語り始める。ロリ・ゴーラーは、その話の内容を聞いてゆく中で、この人物がFacebook社が求める人材であるかどうか、どのポジションにフイットするかが見えてくるのだと言う。もちろんFacebook社にとって適任でない人物であることも話を聞く中で判断できてしまうと言う。最初の質問で、採用したい人物だと思ったら次の質問として「好きな仕事に自分のどの位の時間を注ぐか」を尋ねると言う。70%以上と答えれば会社への忠誠心が高いと考えるがそれ以下と答えた場合は問題ありと判定すると言う。つまり、アメリカでは優秀な人材は次々に会社を転職しながら自分をキャリア・アップしてゆく習慣があるためFacebook社としては「我が社への忠誠心がどれだけある人物なのか」の最終判定をするというわけだ。私情を挟まずにすべてをビジネスライクに進めているかに思える個人主義先進国アメリカでも、人材を採用する最後の決め手が「自分の会社への忠誠心があるかどうか」だというのには、会社への忠誠心第一の人生を送っている日本人にとってはちょっと面映ゆい話ではある。