ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

鹿島アントラーズが起こした奇跡。ビデオ判定の助けなどいらぬ。

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きのう、南米王者コロンビアのサッカーチームアトレティコ・ナシオナルと対戦した鹿島アントラーズが奇跡的な勝利を収めた。3ー0という圧倒的な勝ち方には思わずTV画面に向かって拍手を送ったほど感動した。思い起こせば2年前のワールドカップでの対コロンビア戦では日本代表は子供のように翻弄され続けて負けたのだから。スピードと言い決定力と言いサッカーの歴史の違いをまざまざと見せつけられたあの試合から2年、今回は南米王者の肩書をもって来日したコロンビアの最強チームに3点を上げしかも無失点で勝利したのだからW杯のリベンジを果たしたと胸のすく思いがしたサッカーファンは多かっただろう。しかし、大量得点ではあったが最初の得点がビデオ判定で得たPKであったことに何となく釈然としない感じが残った事は否めない。今回はFIFAが導入予定のビデオ判定のテスト試合の意味もあったと聞くが、コロンビア側の監督は「我々はビデオ判定の被害者だ」と試合後に不満をもらした。なぜなら、サッカーに歴史を持つ国々の選手たちは審判の目を欺くことに長けている選手が多いために、ビデオ判定などという科学兵器が試合に持ち込まれることは彼らの狡猾なテクニックが暴かれてしまう懸念があるからだ。ワールドカップで日本人主審がブラジル選手がワザと倒れたのを見抜けずにネイマールにPKを与えて問題になった事件が思い出される。結論を言えば、FIFAが導入するビデオ判定はズルさに欠けている日本の選手達には今後おおいに助けになるに違いないという事だ。ペナルティエリアで巧妙な手口で倒された西選手が抗議もせずに試合を続行しようとしていた鹿島アントラーズの「無失点での勝利」は、決して奇跡では無くホンモノの勝利だったと思う。