再生エネルギーといえば太陽光や風力だが、どちらも24時間稼働できないエネルギー源だ。とくに太陽光は夜間や雨・曇りでは発電できないのに国を挙げて再生エネルギーの代表と騒ぐ様は何とも滑稽である。自然のエネルギーといえば周りを海に囲まれたわが国で一番得やすい自然エネルギーといえば海の波だろう。小学生でもすぐに気づける答えに違いない。しかも波は太陽光や風力の気まぐれなエネルギーと違って24時間365日不変なエネルギー源だ。誰もがこのことに気付いていないと思ったら、沖縄科学技術大学が、船のスクリューに似た羽根を取付た発電装置の開発に成功したというニュースがあった。海岸での発電実験にも成功し、計算では、このコストの安い小型波力発電機を8万台海岸に設置すればン千億円する原子力発電炉1基分の電力が賄えるというから驚きだ。開発した教授によれば、沖縄の海岸線のうちの10分の1の距離にこの発電機を並べて設置すれば沖縄全体の1年間の電力消費量73億KWhをすべて賄える計算になるそうだ。恐るべし、永久に休むことなくエネルギーを出し続ける「波の力」であろう。はてさて、中途半端な太陽光エネルギーを馬鹿の一つ覚えで再生エネルギーの代表と賛美し続ける日本のお偉方に「波のもつ強力なエネルギー」を理解させるにはどうすれば良いのだろうか?そうだ波のプールへ連れてゆけばその凄さを肌で感じられるかもしれない(笑)