今年の夏ももうすぐ終了だが、高温多湿の毎日でいちばんの悩みが履くと蒸し暑いシューズだった。それが10数年前、クロックスに出会って解消した。穴あきサンダルがブーム商品になる以前の事だったと思う。クロックスは初めはサンダルよりシューズタイプが中心だったと記憶する。先ず、その軽くて皮膚にやさしい履き心地、素足で履くにはぴったりだ。そして一番気に入ったのが抜群の通気性、上の写真でもわかるように足の裏にまで空気が通るユニークなデザインが気にいった。暑い海外の国々に出かけても、素足にクロックスのスタイルは快適そのものだった。日本製夏用シューズは靴の上部には通気口があるが底のほうには通気口がまったくないのがほとんど。これでは足が蒸れるのを決して解消できない。クロックスがヒットした最大の理由はこの足裏まで空気が通る抜群の通気性だと思う。そして、汚れたらすぐに丸洗いできる特殊樹脂が素材だということもシューズを清潔に保てるポイントになっている。こういう通気性の高いシューズが、高温多湿な夏の国ニッポンのシューズメーカー発ではなくUSAコロラド発の製品というのはちょっとばかり情けない。通気性のまるで無い革靴を素足で履くというナンセンスな中年芸能人がお洒落だと勘違いするこの国では、仕方のないことなのだろうか?