

World Population Review ( 国別平均睡眠時間 2025年の世界調査データ)によると、「最も睡眠時間が短い国ランキング」で日本人の睡眠時間の平均が5時間52分と6時間を切ってダントツ世界一短い睡眠の国であることが判明した。その理由として考えられるのが日本特有の「長時間労働」だ。長時間労働者の割合は日本人男性は2割を超え、ドイツやフランスの2倍だという。日本の場合は、サービス残業という統計に表れない労働時間もある。次に「通勤時間の長さ」、通勤時間が週5時間以上を越えると、睡眠障害のリスクが上がるという。この他、IT機器、すなわちスマホの使用時間の増加による生活の「夜型化」の影響も大きい。NTTドコモ モバイル社会研究所による「2022年スマホ利用者行動調査」では、スマホの利用により睡眠時間が減った経験が「ある」「少しある」の回答率を見ると、10歳代で73%、50歳代でも38%と、若年・中年層に至るまで、スマホによって睡眠時間が奪われている様子が良くわかる。しかし、この調査結果で疑問なのは、「なぜ日本人は睡眠時間が世界一短いのに世界一長寿なのか」という点だろう。短い睡眠時間はさまざまな疾病リスクや死亡率と関連するという研究結果は多い のに、日本人が世界一睡眠不足であっても、世界一「長寿」なのは、温暖な気候風土、安全な治安、そして新鮮な食材が豊富なおかげ、なのかもしれない。





