ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ジョンソン首相のコロナ感染「太り過ぎ」が原因、は正しかった。

f:id:gunjix:20200807154041j:plain

英国のジョンソン首相が、ツイッター で新型コロナに感染して一時は集中治療室に入った体験に触れ「私は太りすぎていた」と述べた。英政府は、ジョンソン首相が、自身の「太りすぎ」への反省から導入を決めたという新型コロナウイルスに感染した場合に重症化するリスクを減らすため国民の肥満を減らす「不健康食品」の広告や販売方法に新しい規制を導入する方針を発表した。なぜ、肥満がコロナ感染と関係性があるのか?肥満の人は「ACE2受容体」が増加しやすく、新型コロナの感染リスクや血栓形成のリスクが高まるという。「ACE2受容体」は新型コロナウイルスのスパイクと結びついて、細胞の中に取り込まれると、感染が成立する。「ACE2受容体」は子どもにはほとんどなく、「太った人」や年齢が上がると増える。また、高血圧や糖尿病でも数が増えるという。コロナ感染と肥満の関係性は、我が国でも国立国際医療研究センターの大規模調査で分かっている。新型コロナウイルスに感染した日本国内の入院患者の死亡率は7・5%で、20%台の欧米などと比べ3分1と非常に低い。理由としては、日本人は欧米人に比べ肥満や糖尿病の割合が少ないことが影響しているためだとされる。日本のコロナ死亡率の低さはこれまで海外でも注目されていたが、今回、我が国の学術的な調査で、日本人に肥満の人が少ない、つまり コロナへの感染をしやすくする「ACE2受容体」を持つ人が少ないことで 裏付けられる結果となった。あなたの肥満度は問題ありませんか(笑)

「日本人はアメリカに腹が立たないのか」原爆の地で憤ったチェ・ゲバラ。

f:id:gunjix:20200806195231j:plain

キューバ革命の伝説的英雄として知られる、エルネスト・チェ・ゲバラ⬆。革命を成し遂げたわずか半年後、1959年7月25日31歳のときに革命後最初の訪問国として日本の広島を選び、来日した。キューバの国立銀行総裁として通商代表団を率いての来日だったが、当時アメリカに気兼ねしていた日本政府の組んだスケジュールには、ゲバラの広島訪問の予定はなかった。しかし、8月6日の原爆投下の日を前に、「他の日程をすべて犠牲にしても、原爆慰霊碑に献花したい」というゲバラの強い願いから広島訪問が実現した。ゲバラは原爆資料館を約1時間かけてじっくりと見学、館内のさまざまな原爆被害の陳列品を見る中、それまで無口だったゲバラが突然、通訳担当の広島県の職員に向かって英語で問いかけた。「きみたち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目にあわされて、腹が立たないのか」通訳担当者は「(ゲバラの)眼がじつに澄んでいる人だったことが印象的で、突然そのことをいわれて、ぎくっとしたのを覚えています」と後に回想している。ゲバラが原爆の恐ろしさを伝えたこともあり、キューバでは原爆教育に力を入れていて現在でもキューバでは毎年8月6日と9日に国営放送で特番を組み、初等教育で広島、長崎の原爆投下について教えているという。広島訪問の8年後の1967年にチェ・ゲバラはボリビアでゲリラ活動中に政府軍に射殺され39歳の若さで亡くなった。永遠の革命戦士チェ・ゲバラの「アメリカに腹が立たないのか」という問いかけに、戦後アメリカにすっかり牙を抜かれてしまった現代の日本人はどう答えるだろうか。

 

TBS「クレイジージャーニー」のやらせを密告したメキシコの動物商。

f:id:gunjix:20200804213909j:plain

放送倫理・番組向上機構(BPO)は、昨年10月に突然番組が打切られたTBS「クレイジージャーニー」の「爬虫類ハンター」企画で、番組スタッフが事前に準備した爬虫類を、あたかもその場で発見して捕獲したかのように見せる不適切な演出があり、視聴者との約束を裏切るものだとして「放送倫理違反があった」と発表した。このニュースを聞いて、はるか遠いメキシコで行われ、番組制作のスタッフしか知り得ない「やらせ」がナゼおおっぴらに暴露されてしまったのかと不思議に思った人は多いだろう。この番組は、爬虫類ハンターとして有名な加藤英明さん⬆がメキシコへ赴き、見つけるのが難しいとされている希少なトカゲを素手で捕まえるという内容だった。やらせが発覚したのは、その希少なトカゲをあらかじめ用意しておき加藤さんが事前に置いてほしいという場所に置いた、という現地メキシコで爬虫類を扱う動物商の証言だった。番組を制作したTBSにとって運が悪かったのは、そのメキシコの動物商が加藤さんとトカゲを持って写した写真を、親しい日本人の友人宛に送ったことから、やらせの事実が発覚してしまった事だ。老子の言葉に「天網恢恢疎にして漏らさず」=天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪事を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ天罰をこうむる、という故事があるが、TBSの番組制作スタッフは、メキシコで秘密裏に行った「やらせ」がメキシコ人動物商から日本人の友人に思わぬ形でリークされてしまうとは、夢にも思ってなかったに違いない(笑)

 

 

「ボール判定」で大谷翔平投手を救ったマルケス球審の眼力。

f:id:gunjix:20200804112058j:plain

エンゼルス大谷翔平投手が、アストロズ戦で今季2度目の先発、2回途中無安打5四球2失点で降板した⬆。最速156キロを記録したフォーシームは降板直前には140キロ台に急降下し、降板後に右腕の違和感を訴え、病院でMRI検査を受けた結果、「右回内屈筋群の損傷」と診断された。「損傷」の引き金となったのは、この試合で投げた50球中45球目、内角高めの94マイル(約151キロ)直球がマルケス球審にボールと判定され、打者ガルノーに押し出し四球で先制を許した場面だ。エンゼルスのマドン監督は「あれがストライクだったら、30数球で2回を終われたし、違った結果になっていたかもしれない」と、ボール判定をしたマルケス球審への不満を口にした。しかし、大谷が次打者スプリンガーに投げた球速は、89.1マイル〜89.7マイルと143~144キロ台にまで急激に落ち込んだのだ。この時点でマドン監督は交代を告げ大谷はマウンドを降りた。もし、45球目がストライク判定で大谷が2回を投げ終え、引き続き3回のマウンドに上がつたとしたら、大谷の右腕損傷は、より悲惨な結果を産んだに違いない。地元紙オレンジカウンティー・レジスターが「マルケス球審の信じられないストライクゾーンがなければ、大谷は無傷でいられたかもしれない」と報じたが、結果的にはマルケス球審が「ボール判定」したことで大谷の右肘の取り返しのつかない「損傷」を未然に防いでくれたことになる。微妙な判定とされる大谷が投じた45球目、マルケス球審は、恐らく「ストライク」とコールするだけのボールの「威力」を感じなかったにちがいない。

 

「PCR検査はまったくのムダ」ビル・ゲイツ氏のまともな発言。

f:id:gunjix:20200803204047j:plain

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が、米国内で実施されている新型コロナウイルスのPCR検査について、「全くの無駄」だと批判した。その理由は、結果判明までに時間がかかりすぎるからだという。米国内のPCR検査の約半数を担う民間の試験所では、結果判明までに平均4日以上かかるという。感染者はこの4日間に感染を広げる恐れがあるため、ゲイツ氏は「早く結果が出せるのであれば、感染者は行動を自粛することが出来る、もっと結果通知を急がなければならない」と語り、「結果判明まで48時間以上かかる検査にはコストをかけるべきではない」と主張。「時間のかかるPCR検査は全くの無駄だ。我が国の検査件数として出されるあらゆる数字のうち、大半は全くの無駄としか言いようがない」と強調。結果が分かるまで3日から1週間もかかる検査に金を払うのは「狂気の沙汰だ」と付け加えた。ビル・ゲイツ氏らしい合理的な発言だが、氏は一方で自ら設立した慈善基金団体を通じ、新型コロナワクチンの開発支援に力を入れている。新型コロナの感染拡大が始まった4月から数億円が無駄になることを承知で、最も可能性のある7種類のコロナワクチン開発プロジェクトに対して多額の投資を行っている。PCR検査のムダを批判しつつもワクチン開発への無駄な投資は惜しまないビル・ゲイツ氏、さすがである。

「大学出ても名刺の出し方も知らない」日本電産永守氏に反論する若者。

f:id:gunjix:20200802161558j:plain

世界トップのモーターメーカーで1兆5千億円の売上を誇る「日本電産」を一代で築き上げた永守重信氏が、テレビ番組に出演、「偏差値だけが高い学生が入社してきて、営業をさせても注文が取れない、理工学部出身なのにモーターの基礎もわからない、名刺の出し方も知らない、という人が毎年何百人も出てくる」と嘆いた。この永守氏の発言に、ツイッター上には「大学出ても名刺の出し方も知らない」という部分だけを取り上げて「企業が新人研修で行うものでは」「大学は専門教育の場でマナーを教わる場ではない」といった現役大学生から永守氏への反論が数多く見られた。こうした批判はまさに「木を見て森を見ず」の典型だろう。永守氏は「日本の大学は学生を三流にしてしまう。偏差値偏重のやり方は間違っている」という想いから私財130億円を投じて、京都先端科学大学の改革に乗り出し、世界のビジネスの現場で求められる「即戦力の技術者育成」の真っ最中なのだ。これまで慣例的に行われてきた「偏差値教育」を一切廃止し、世界のビジネスの現場で求められる、即戦力の技術者を育成したい、という永守氏の願いから発せられた今どきの新入社員への数々の嘆き発言、その中から「大学出ても名刺の出し方も知らない」という発言だけをあげつらう今どきの学生たち、日本の未来はどうなってゆくのだろうか。

「業病」の意味がわからなかったという老作家の石原慎太郎氏。

f:id:gunjix:20200731225302j:plain

元東京都知事で作家の石原慎太郎氏が自身の公式ツイッターに投稿したALS(筋萎縮性側索硬化症)についての記述が批判を呼んでいる。石原氏はALSを「業病(ごうびょう)」と表現したが、業病とは「悪業(あくごう=前世の悪事)の報いでかかると考えられてきた難病」(広辞苑)を指す言葉だ。ALSには関係のない言葉だとして多くの人から批判の声が上がり、石原氏は31日、公式ツイッターに謝罪の言葉を投稿した⬆。「作家ながら私の不明の至りで誤解を生じた方々に謝罪いたします」と正直に結んではいるが、御年87歳の老作家が「業病」の意味を知らなかったと言っているのには驚かされた。かつて東日本大震災の直後に石原氏は『津波をうまく利用して、我欲をうまく洗い流す必要がある。積年に溜まった日本人の心の垢を。これはやっぱり天罰だと思う』と発言したことに、「天罰とは不謹慎な表現だ」と当時批判を浴びたことがある。これに対して石原氏は「私はね、日本全体が弛緩してきたので1つの戒めだという意味で(天罰だと)言ったんだ」と弁明したが、不謹慎な言葉であることには変わりがないだろう。作家にあるまじき不用意な言葉を用いて晩節を汚し続けている石原氏は、やはり作家というより失言を多くする政治家タイプの人物だったというのが正しい評価なのかもしれない(笑)