ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ナイキ厚底シューズ、その違反性をアスリートが実証。

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ナイキの厚底シューズが東京オリンピックで使用禁止の恐れが出ているというTVニュース。一体どう違反性が高いのかという具体的な報道はTVでは皆無だ。そんな中、YouTuberとして活動している元陸上競技選手のニック・シモンズさん(⬆上写真)が、問題の「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」を購入、実際に履いてテストし、最後はバラバラに分解してその秘密を探ったYouTube動画が話題を読んでいる。ホノルルマラソンを約3時間で完走したことがあるシモンズさんは、比較用としてフランス製の厚底ランニングシューズ「CLIFTON 4」でも同じ距離を同じペースで走り、ナイキの厚底シューズとの違いを確かめている。シューズが地面に着地する瞬間の映像の比較では、CLIFTON 4のソール部分がグッと沈み込みクッション性抜群であることがよくわかるが「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」はクッション性がこれよりさらに高いことがハッキリとわかる。着地の瞬間にソールが沈み込むだけでなく、シューズ全体が地面から弾む様子が確認できる。次に、約1500メートルを走った後の心拍数測定では、CLIFTON 4で走った場合、ナイキ厚底シューズより心拍数が高めとなり、マラソンなど長距離走ではナイキの厚底の方がアドバンテージが高い事がわかった。さらに、2つのシューズを履いて垂直跳びの記録を計測してみるとCLIFTON 4を履いてジャンプし、最も高かった記録は22インチ(55.88cm)、ナイキの厚底では1度目のジャンプでいきなり「22インチ」を記録し、2度目のジャンプであっさり24イン(60.96cm)を 超えた。テレビのニュース報道ではナイキの厚底シューズが、どう違法性が高いのか具体的に示してないが、シモンズさんの実証実験を見せられると、国際陸連が禁止に向けて調査中の理由が納得できる。言いたいのは、テレビニュース報道は、YouTuberの実証実験に負けてしまっているという事だ(笑)

 

 

 

あのパッキャオと戦った唯一の日本人ボクサー、寺尾新。

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メジャー世界タイトル6階級制覇王者で伝説のボクサー「マニー・パッキャオ」と拳を交えた唯一の日本人ボクサー寺尾新をご存知だろうか?22年前、日本フライ級1位で10勝2敗1分の戦績の寺尾新26歳は、当時まだ東洋太平洋フライ級王者でWBA5位・WBC7位にランクされていた19歳の少年パッキャオと後楽園ホールでノンタイトルを戦った(⬆上の写真右がパッキャオ)。結果は、1Rで3度のダウンを奪われ1R2分59秒で寺尾がTKO負けを喫している。1R1分30秒過ぎにパッキャオの左ストレートが寺尾の顔面に直撃、「3〜4m離れた安全地帯に自分が居たイメージなのに拳が飛び込んできた。それ1発でガクンときた、今まで味わったことのない衝撃だった」と寺尾は語り、直後のパッキャオの猛ラッシュに「千手観音に見えた、あっちこっちからパンチが来て避けようがない、一撃一撃が鉄パイプみたい」と感じ、「途中からやりたくなくなった」と戦意喪失しながら1分以上耐えていたが、遂に1R2分59秒、合計で54発のパンチを喰らった寺尾はTKO負けを宣告された。「いつもなら負けたならリベンジしてやろうと思うのにパッキャオに負けた時はもう顔を見たくない」と寺尾は初めて思ったという。パッキャオはこの試合の7ヶ月後に6階級制覇の足がかりとなる初の世界王座を取り、寺尾新は、この試合の2試合後にボクサーを引退した。天才ボクサーパッキャオと不運にも拳を交えてしまった寺尾新は、引退後、キックボクサーに転向し、初代UKF東洋フェザー級王座を獲得している。

 

ホリエモンが「恥は妄想だ」と気づいたウ◯コ事件。

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ウェブマガジン『新R25』のインタビューで、ホリエモンが、人は「恥をかけば、“自意識が妄想なんだ”って気づいて自由になれる」と説いた子供時代の実体験エピソードがとても面白い。ホリエモンが子供の頃に通ってた柔道の道場に、「道着の下にパンツをはいちゃいけないっていう謎ルールがあったの。それで道場でパンツを脱いだときに、まわりの人たちにパンツについたウ◯コを発見されちゃったわけ。で、『ホリエのパンツにクソついとー!』とかめっちゃ言われて…それから7〜8年くらい、そのことが超トラウマだったんだよね。だけど、大人になってから飲み会に行って気づいたんだよ。俺のパンツにウ◯コがついてたことなんか、誰も覚えてないって。むしろ、自分からあえて話題に出してみても笑い話で終わったぐらい。そこでようやく気づいたんだよ。俺ひとりが、勝手にずっと気にしてただけなの、何が言いたいかっていうと、ごちゃごちゃ言ってないで、恥をかいてみろってこと。みんな、いつまでも『恥をかきそうな行動』を避けつづけてるから気づけないだけなんだよ。むしろ恥をかいた分だけ、自由になれるってことに」。確かに「恥をかきたくない」という自意識がいろんなことに挑戦する「壁」になってしまっている人は世の中には多いだろう。ホリエモンはさらに言う「そもそも人は他人の失敗なんて思い出さない。他人の失敗より『自分の失敗を思い出すこと』に必死だから。人間は、本能的にまわりの目を気にしちゃう生き物なの。だから、『気にすることがいかに意味のないことか』を実感するしかないんだよ」と。ホリエモンのこれらの言葉は、まさに至言である。

「自分が死ぬシナリオは書けない」と名脚本家山田太一氏。

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『男たちの旅路』(NHK)や『ふぞろいの林檎たち』『岸辺のアルバム』(TBS系)などのドラマや、'90年公開の映画『少年時代』など数々の名作を手がけた脚本界の大御所、山田太一氏が3年前83歳で脳出血で倒れて以降、公の場に姿を見せなくなった。それでも昨年10月、番組スタッフが粘り強く何度も手紙でオファーし続けたという「NHKラジオ深夜便」に出演し、自らの死生観について語っている。インタビュアーから「これから書きたいテーマ」を尋ねられると、85歳の山田氏は、「それは今、本当に自分本位に考えれば、死を待っているわけですから、死ぬということがどういうことかということを、ワッと書けたら素晴らしいと思いますけどね」と答え、85歳で「死を待っている」自分の現在の状態について「気がつくと、いつ死ぬかわからない。それが人間の最後の物足りなさということに気がついたことがありまして、それが自分で1番大きな問題になってしまいました。いつ死ぬかわからないというのは、非常にあいまいで、いつ死ぬかわからないというのが、今いちばんの悩みです」と答えている。多くの人々の心を惹きつける人気ドラマの脚本はあれほど書けたのに、「自分が死ぬシナリオは書けない」と言う名脚本家の嘆きは、なぜだか、胸に鋭く突き刺ささってくる。

 

昭和あの頃、車内喫煙・先生の体罰・駅の伝言板は当たり前。

 

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平成から令和へ、その前の64年間続いた「昭和」時代がはるか昔だったことのように思えてくる。その昭和時代にはごく普通だったことで、今考えれば非常識と思えることが世の中にかなり多くあった。今ではエッ!と驚く「昭和の常識」をランキングした面白い記事を見つけた。1位 電車内でタバコが吸えた、2位 1ドルは360円、3位 列車のトイレは線路上に垂れ流し、4位 飛行機でタバコが吸えた、5位 病院の待合室でタバコを吸っている人がいた、6位 駅のホームなどには痰(たん)を吐くための痰壺があった、7位 映画館でタバコが吸えた、8位 部活中などに水を飲んではいけない、9位 ゴールデンタイムのテレビ番組で女性の裸が放送されていた、10位 消費税はなかった、11位 バイクはヘルメットなしでもOKだった、12位 子供でもお酒やタバコが買えた、13位 職員室で先生がタバコを吸っていた、14位 不在時に宅急便が届くと隣の家の人が預かってくれた、15位 会社の中でタバコを吸いながら仕事をしていた、16位 正月はどこの店も閉まっていた、17位 車の運転はシートベルトなしでもOKだった、18位 待ち合わせに失敗したら、駅の伝言板にメッセージを残す、19位 学校で先生にゲンコツやビンタされても問題にならなかった、20位 学校給食に鯨肉が出ていた。さてはて、こんな昭和の時代を、あなたは懐かしいと思いますか?非常識な時代だったと思いますか(笑)

世界のデマ博物館に、1人の日本人がランクイン。

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20世紀末の人々を恐怖に陥れたノストラダムスの予言や、20世紀最大級のミステリーとして語られるネッシーなど、古今東西のデマを集めた「デマミュージアム(博物館)」がインターネット上で公開されている。この「The Museum of Hoaxes」にアクセスすると、中世から21世紀までの時代ごとに、流布されたデマがまとめられて表示される。20世紀以降では10年ごとに流布されたデマがまとめられ、クロマニヨン人の頭骨とオランウータンの下顎を組み合わせ捏造された「ピルトダウン人」の話や、おもちゃの潜水艦と模型を使って作ったトリック写真のネス湖の「ネッシー騒動」などと並んで、2000年に日本で起きたデマ騒動「旧石器捏造事件」が取り上げられている。この事件は、ゴッドハンドとして当時名をはせた考古学研究家の藤村新一氏が起こした捏造事件(⬆上の写真)で、実際には発掘していない石器を遺跡に埋め込んでおき、あたかも本物のように掘り出したというもの。この捏造により、過去四半世紀に及ぶ日本の前期・中期旧石器時代研究のほとんどが価値を失ったとされているほか、多くの文部科学省検定済み教科書が書き直しを迫られるなどの影響が発生し、事件は日本考古学界最大の不祥事へと発展し、海外でも大きく報道された。このデマ事件が今回、デマミュージアム入りしたのは「日本人は正直者」という世界的な定説を大きく覆す事件だった事が大きな理由だったのかもしれない(笑)

ダルビッシュのツイッター反論をやめさせよう、と米紙。

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MLBカブスの地元紙シカゴ・トリビューンが「カブスが2020年シーズンに変更すべき項目」という特集を組んだ中に「ユウ・ダルビッシュがツイッターの挑発に反論するのをやめさせよう」という提言があった。記事によれば「ダルビッシュは昨夏、野球解説者デビッド・カプラン氏 の批判にツイッターで反応し、後に『自分は日本でプロキャリアをスタートして以降、メディアにも同じようにしてきた』と話していた。大リーガーがそんなにカリカリして行動するのは愚かなことだ。他人の言葉など忘れ、ピッチングに集中してくれ」とダルビッシュに対して呼びかけている。事の起こりは、昨年8月カプラン氏がツイッターで「今季のダルビッシュはカウント2ストライクから80%近くが変化球。今夜の3被弾も2ストライクからの変化球だった。なぜダルビッシュは直球を投げるのを拒否するのか? スライダーを投げすぎだ」などと批判した事に対して、ダルビッシュがツイッターで「2ストライクから左打者への変化球は被打率・137、4シーム(直球)は・350。どちらがいい選択だろうか?」と反論していた。ダルビッシュのツイッター好きは日米を通じて有名な話だが、「他人の言葉など忘れ、ピッチングに集中してくれ」という地元紙の願いを果たしてダルビッシュは素直に受け入れるだろうか。メジャー入りした当初の2年間、16勝・13勝と輝かしい成績を残したダルビッシュ投手はその後の7年間の成績はパッとせず昨シーズンも6勝どまり、メジャー10年目の今年こそは2ケタ勝利をと期待するカブスファンのためにも「ツイッター投稿を控えてピッチングに集中しろ」という意見は正論かも知れない(笑)