ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

断れないワイロどうする?橋下徹弁護士がアドバイス。

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AbemaTV『NewsBAR橋下』で、弁護士の橋下氏が関西電力の幹部らが、高浜原発の地元の元助役・森山栄治氏から3億2000万円相当の金品を受け取っていた問題を厳しく批判した。橋下氏は「関西電力は(元助役の)森山さんに怒られるから預かったお金を返せなかった、と言っているが、顧問弁護士に相談して、法務局に供託すればいい。役所にも、組織で預かっておいて、後で返しましょうという仕組みがある。それをやらなかったのが問題だ」と指摘した。確かに「怒られるから返せなかった」という言い訳は不自然であり、関西電力には顧問弁護士が付いているのにワイロを法務局にナゼ供託しなかったのか大きな疑問が残って当然だろう。さらに、橋下氏は「原発の立地・再稼働には地元の同意が必要だと言われているが、法律上はそのような根拠はない。それでも事実上、役所などから同意を取れと求められるから不透明な形になってしまうし、“言うことを聞かなかったら同意しないぞ“ということも言えてしまう。これが(ワイロという)闇を生んでいると思う」と橋本氏は指摘した。やはり法律に精通した橋下氏ならではの指摘だとは思うが、公共性の高い関西電力の幹部が揃いも揃って法律に不案内だったために起きた今回のワイロ事件、第三者委員会は、関電幹部のこうした法律の無知さ加減が事件を引き起こした原因だ、と橋下氏のように指摘できるだろうか。

 

米国記者「3人のうち吉野氏だけがノーベル賞に値する」。

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今年のノーベル化学賞は、米国人のジョン・B・グッドイナフ教授(97)とM・スタンリー・ウィッティンガム教授(77)、そして日本人の吉野彰氏(71)の3人が、リチウムイオン電池の開発に寄与したとして受賞した。ところが、この3人受賞について異を唱える米国ブルームバーグのノア・スミス記者のツィートが注目を集めている。スミス記者の主張は、「「蒸気エンジン」を発明したのはジェームズ・ワットではない、彼は産業革命の原動力となった最初の商業化可能な蒸気エンジンを『実用化』した人物だ」「同じ基準/理屈をバッテリー技術にも適用した場合、吉野彰氏がリチウムイオン電池の『実用化』を発明した」ことになると言うのだ。「なぜ我々はジェームズワットが蒸気エンジンを発明したと口にするのに、リチウムイオン電池の発明に関してはその功績を吉野氏ではなくグッドイナフ氏に与えているのか?欧米優越主義が原因なのか? 」(吉野氏は日本人、グッドイナフ氏はドイツ系アメリカ人)と疑問を呈し、「ノーベル賞のような機関はその発明に至るまでに積み重ねられてきた歴史を無視して特定の発明家だけの神話/伝説を誇張し、科学的な功績と名声を独り占めさせてしまうシステムを作っている。しかしながら、もし我々がそのシステムを維持し続けていくのだとしたら、吉野彰氏こそノーベル賞に値すると言えるだろう」と断言、さらにスタンリー・ウィッティンガム氏については、「最初のリチウム電池を開発はしたが、反応性に問題があり爆発しやすいという特性も備えていたため実用化されることはなかった」とし、一方で、吉野彰氏が「リチウム電池から純粋なリチウムを除去、反応性の高いリチウム金属の代わりにリチウムイオンを挿入できる炭素材料を使用しより安全なリチウムイオン電池を作ることに成功。これによりリチウムイオン電池は実用化に至った」と功績を評価した。スミス記者が鋭く指摘したことを日本マスコミの記者たちができないのは、リチウム電池開発の歴史を知らないからだ。

 

日本国籍を選んだ大阪なおみ、アメリカ人のリアクションは?

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テニスの大阪なおみ選手が、22歳までに二重国籍のどちらか一つを選択しなければならないという日本の法律に従って、アメリカ国籍を捨て日本国籍を選んだ。つい先日、お笑い芸人から「大坂なおみは漂白剤が必要」と差別された国ニッポンを、彼女は本心から選んだのだろうか?アメリカのSNSでは「みんなアメリカ国籍を欲しがってるはずなのに」「俺達は黒人系日本人のテニスのアイコンをいじめてたしね」「東京がオリンピックをホストするから当然だよ。日本代表になりたいんでしょ」「彼女はそうするしかなかったんだよ。アメリカのテニス委員に申し込んだけど拒否されたから。人生の大半をアメリカで過ごしてて出場を認められなかったから日本のためにプレーしたんだよ。当然の判断だよ」「そんなに騒ぐことなの?彼女は日本生まれでしょ?好きにさせてあげなよ。アメリカで練習してるすべてのアスリートが、アメリカを代表したがってるわけじゃないし。大坂ナオミは日本をうまく代表するよ」「彼女はアメリカ人で居ることの意味が分からないって言ってたしね」「アメリカのテニス業界は彼女にお金を出さないし、アメリカ人は彼女を応援しないから。22歳になって国籍を選ばないといけなくなって、彼女を選んだほうを選んだんだね」「日本は彼女が新人のときから資金援助をしてたけどね。アメリカのテニス界はしなかったけど」など、今回の日本国籍の選択を歓迎するリアクション(反応)が多かった。大坂なおみ選手本人は、日本のマスコミに対して過去に「日本食を美味しいと思う時、自分は日本人だと感じる」、「心は日本人に近い。夢は東京五輪出場。男子は錦織選手、女子は私が引っ張っていけたらいい」「母の母国である日本の日の丸を背負って、しかも自分の母国で開催されるオリンピックに出たい!」と答えている。

 

千葉に台風19号が接近中、無能と言われた森田知事,対策は万全か?

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9月9日に台風15号が千葉県を直撃し、屋根瓦が飛んだり大規模停電が発生するなど県民に多大な影響を及ぼした。被害が拡大しているなか千葉県の元タレント森田健作知事が被災時に対応が遅かったことや甘かったことが次々と明らかになり猛烈な批判にさらされた。「対策本部」を設置したのは台風が直撃した翌10日。県が市町村に職員を派遣したのは12日。被災地を森田知事が初めて訪れたのが14日と、対応が後手後手に回った。千葉県在住で自らも被災したタレントの坂上忍は、司会を務める番組「バイキング」で「ものすごい他人事。知事のが見えない。責任が重いと思う」と批判するなど多方面から森田知事へ怒りの声が噴出した。そんな中、今まさに東日本に接近中の台風19号は15号以上に強力と予想され、約3万5000棟の住宅損壊被害が発生している千葉県内では、新たな2次被害の発生が懸念されている。森田知事に対して「もともと人気先行で当選したタレント政治家、仕事を役人に丸投げすることで有名で、これといった実績は無し。選挙戦でも政策を語れない」「県民生活を把握できていないからこういうことになる」「政策や行政に無頓着な芸能人が政治家をすると、こういった悲惨なことになる」など、千葉県民から森田知事を無能呼ばわりする声が聞こえてくる。今回の大型台風19号の接近は、まさにタレント知事森田健作氏にとって名誉挽回の正念場となるに違いない。

悪の化身「ジョーカー」映画に、ナゼ人は夢中になる?

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アメリカの映画館が「子供にみせないでください」と異例の警告を出したり、米軍が出動するまでの騒ぎとなっている映画「ジョーカー」。主人公のアーサーは、ゴッサムシティの貧民街でコメディアンを目指していた。しかし彼は一種の知的障害から他者とコミュニケーションが上手く取れず、ときには暴行をも受けてきた。そういった生まれ育った都市の不条理や、自身の過去と接するうちに、アーサーが抱いていた「他人を笑わせたい」という夢は少しずつ歪んでいき、突発的に証券マンを(自己防衛のため)射殺してしまうと、アーサーの人生は一変し「ジョーカー」へと成長していく。サナギが羽化するようにアーサーは自らを苦しめたあらゆる敵に報復し、自身の憎悪と憤怒をテレビを使って拡散する。それに感化された市民は次々に暴動を起こし、ついには彼は「ジョーカー」として彼らの精神的なヒーローとなる。彼がジョーカーとなって世界を混沌へと陥れていくニヒリズム(虚無主義)にゴッサム市民が同調し、爆炎の中でダンスを踊る悪魔ジョーカーの姿に共感する。現代社会で抑圧に苦しむ人々が、大衆への怒りや憎しみをカテに悪魔の化身となったアーサーに共感するのは、劣等感を持った人間が誰しも心の底に抱いている社会への復讐という願望を叶えてくれるからに他ならない。悪を善と錯覚させてしまうこの映画が人気を博するのは、自分が世間に抑圧されていると感じている人々が、いかに多く存在しているかという「証左」なのかもしれない。

 

関西電力の巨額ワイロを密告した「関電良くし隊」とは何者か?

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関西電力の会長や社長を含む役員20人が関電高浜原発が立地する福井県高浜町の森山元助役(3月に90歳で死去)から、約3億2千万円分の金品を受け取っていたスキャンダルをリークしたのは誰なのか。それは「関電良くし隊」と名乗る人物からの「告発文書」によって露見した。この文書には賄賂を渡した高浜町元助役の森山氏が関西電力に提供してきた資金を調達してきたとされる高浜町の建設会社「吉田開発」を名指しし「吉田開発の脱税、森山氏に対する利益供与だけであれば、国税の査察も入り既に解決~安堵されているやも知れません。しかし、(関西電力には)以下の大罪があげられます。吉田開発から森山氏に利益供与された金が、関西電力の八木会長をはじめとする原子力事業本部、地域共生本部などの会社幹部に還流されていたこと」、だと今回の関西電力の大スキャンダルを、ずばり指摘し、さらに告発文書は、「大罪に関与した一連の幹部について、その地位をはく奪し、職務から追放」「裏の世界と決別すること」など関西電力が「責任を取るように」と記し、株主総会でケジメをつけるべきと求めている。「国税の査察」という関電内部の秘密情報を知っている「関電良くし隊」を名乗るこの人物は、これは「内部告発である」、と明記している通り(⬆上の写真)、義憤に駆られた関電「内部」の上層部の人間であることは間違いない。マスコミは通り一遍の報道を繰り返すのではなく、このあっぱれな内部の人物を特定し、彼を中心にしたコンプライアンス委員会を立ち上げるのを応援し、関電上層部の巨額ワイロ事件の真相をトコトン解明するのが使命ではないのか。

 

先生4人で後輩の先生イジメ、そのウラに隠されてるモノ。

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神戸の小学校の20代男性教諭が、先輩の同僚教諭4人に羽交い締めにされて体にカレーを塗りつけられるなどのいじめを受けたと訴え、前代未聞の先生同士のイジメ問題が発覚した。神戸市教育委員会によると、加害者の教諭は30代の男性3人と40代の女性1人。いじめは昨年から始まり、被害教諭は、無料通信アプリLINEで別の女性教員に性的なメッセージを送らされたり、4人に羽交い締めにされて激辛カレーを食べさせられ、体にルーを塗られた。さらに激辛ラーメンの汁を目や唇にこすりつけられたと訴えている。イジメ防止を教育する立場の教師たちによる子供じみたイジメ事件だが加害者である4人の教師がどんな人物なのか現在のところ一切報道されていない。このイジメ問題が、世間にマスコミを通じて発表されたのは10月4日だったが、その前の3日にはこの小学校で緊急の保護者会が開催され保護者たちにかん口令が敷かれた様子なのだ。こうした小学校側の隠ペい体質が今回の事件の最大の要因ではなかろうか。イジメというのは、自分より弱い立場の人を傷つけることで自分の優位性を示し、自分の精神の安定を図ろうとする行為だ。その衝動は、心のなかに「不安」があるから起こると言う。『不安』だから、自分を大きく見せようとして、弱い相手に暴力や暴言を吐く。ネチネチと愚痴を吐き続ける、不安な仲間を見付け、弱い一人を仲間と一緒になって攻撃する。学校側は、臭いものにフタをするようにこの事件を隠ぺいするのではなく、イジメをした4人の教師が抱えていた「心の不安」が何なのかを突き止めることの方が先決だろう。でなければ、こうしたイジメは、再び繰り返される違いない。