ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

前回のラグビーW杯、日本は3勝したのに決勝Tに進めなかった。

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ラグビーW杯で快進撃の日本代表が予選リーグで3勝目を上げた。決勝進出は目前だが、前回2015年のW杯イングランド大会で優勝候補の南アフリカを破り、予選リーグで3勝1敗の好成績を上げたのに日本代表は予選プール2位までの決勝トーナメントには進めなかった(⬆上の表参照)。その理由は、上記の表の右端のPts(勝ち点)の差にある。ラグビーW杯の予選プールでの「勝ち点」の付け方は、
●勝利=勝ち点4 ●引き分け=勝ち点2 ●負け=勝ち点0 ●勝敗にかかわらず「4トライ以上挙げた場合」「7点差以内の敗戦」には、それぞれボーナス=プラス1点。試合に勝ち、かつ4トライ以上を挙げた場合は「勝ち点5」。しかし敗戦でも4トライ以上を挙げ、かつ7点差以内であれば「勝ち点2」が入る。引き分けでも4トライ以上ならば両チームに「勝ち点3」が加算される...というかなり複雑な「勝ち点」の仕組みになっている。だから、⬆上の順位表を見ると、A(ボーナスポイント)PD(得失点差)Pts(勝ち点)の多い南アフリカが一位で予選通過し、 スコットランドよりPD(得失点差)とPts(勝ち点)が下回った日本が予選敗退になってしまったのだ。今回のW杯では3戦全勝の日本だが次のスコットランド戦でも勝利を収めて、文句なしの決勝トーナメント進出を決め、涙を呑んだ前回大会のリベンジをぜひ果たして欲しいものだ。

16歳の少女が、トランプ&プーチン大統領の心をつかんだ。

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国連気候行動サミットで、地球温暖化対策を訴えたスウェーデンの16歳の少女、グレタ・トゥーンベリさん。アメリカのトランプ大統領は「彼女は明るく素晴らしい未来を夢見る、とても朗らかな女の子らしい。ほほ笑ましい姿だ」と彼女の演説の画像を添えてツイートした。続けて、ロシアのプーチン大統領が、彼女について「優しいが情報に乏しい若者」だとコメント。世界の大国であるアメリカとロシアの大統領が揃いもそろって16歳の少女に、このような大きな興味を示したことは異例と言っていいだろう。15世紀フランスとイングランドとの百年戦争に参戦し勝利を収め、フランス王シャルル7世戴冠に貢献し歴史を動かした19歳のジャンヌ・ダルクを彷彿させる16歳の少女グレタ・トゥーンベリさん。確かに、彼女は地球温暖化がストップする未来を夢見るだけの少女に過ぎないだろうが、その少女の夢に米・ソの大統領が関心を持ったことが今回の大きな成果ではないだろうか。地球温暖化対策に懐疑的なトランプ米大統領は当初、彼女の演説を欠席するとみられていたのに、突然出席し、参加者を驚かせた。プーチン大統領は「途上国は彼女の国のように豊かになりたいと望むが太陽光発電で行うというのか?コストはどうするのか?」と地球全体の温暖化対策の難しさを語った。トゥーンベリさんは、国連での演説を「あなたが望んでも嫌がっても、ここから、世界は目を覚まし、変化は訪れる」としめくくったが、米・ソの大統領も地球温暖化対策を「放おってはおけない」と16歳の少女によってようやく気付かされたように思われる(笑)

 



トミージョン手術は100%では無い、大谷翔平は大丈夫か?

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昨年の右肘トミー・ジョン手術に続き、今年は左ヒザの手術と2年連続で体にメスを入れたMLBエンゼルスの大谷翔平投手。果たして来シーズン、二刀流として無事復活を果たすことができるのだろうか。日ハム最後のシーズンは5試合登板、MLBデビューの昨年は10試合登板とこの3年間でわずか15試合しか登板経験をしていない大谷投手が、来シーズンどれだけ投げられるのかは全くの未知数だ。トミー・ジョン手術の成功率は80~90%と言われている。必ずしも手術を受けた全員が完全に元通りの状態へ復帰するわけではなく、復帰したとしても手術前と同じレベルに戻れるとも限らない。過去156人のトミージョン手術経験者を追跡調査した結果によると、復帰後に球速が以前と同じレベルに戻る率は28歳以下なら46%の投手が復帰後は以前より球速が増すと言われ、28歳以上になるとその確率は27%にまで下がるという。幸い、まだ25歳と若い大谷投手には、術後の完全復帰の可能性が高く、さらなる球速アップが見込めることは間違いない。MLBファンも我々日本のファンも来シーズンの大谷選手に期待するのは、野球の神様ベーブ・ルースが1918年に打ち立てた2刀流でのシーズン記録、投手として13勝、打者として本塁打11本の記録を102年ぶりに塗り替えることだろう。MLBの観客動員数が年々減少する中、大谷翔平が21世紀のベーブ・ルースになれるのか、来シーズンが楽しみだ。

朝日新聞「値上げしない」のウソ、ねつ造の歴史は生きてる。

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消費税値上げの前日、朝日新聞が出した消費増税後の「価格据え置き」広告(⬆上の写真)が、不謹慎すぎると一部から猛批判を受けて炎上する騒ぎになった。あるTwitterユーザーが朝日新聞のこの広告画像を投稿して発覚した。「朝日新聞はまだまだ値上げしないでがんばります!」の文字が大きく掲載され、「日頃は朝日新聞をご愛読いただきありがとうございます。消費増税後も変わらない価格、変わらないサービスでお届けいたします」と書かれている。一見すれば、「朝日新聞は購読者の味方」と思わせる広告だが、よく考えてみれば、軽減税率8%が適用されている新聞が『消費増税後も変わらない価格』を訴えるとは、サギまがいの広告ではないかという批判を受けるのは尤もだろう。朝日新聞と言えば、ねつ造のニュースを流すことで有名だ。国際問題にまで発展した「従軍慰安婦問題」のきっかけを作った朝日新聞の報道は、慰安婦の強制連行の事実誤認や本人があとで嘘であることを認めた「証言」を記事にするなどの誤報を繰り返してきた。さらに遡れば、朝日の本多勝一記者が書いた捏造記事「南京大虐殺」に証拠として掲載された写真が、日本軍とは関係なく場所も時期も違うものと指摘され、朝日新聞は写真に関する記述を取り消したという過去も有る。現在では南京大虐殺の記事が、完全に事実無根であることが、多くの識者によってすでに検証済みとなっている。このようにねつ造を恥とも思わず繰り返している朝日新聞が、今回行った読者を騙すような「価格据え置き広告」をする事は、まさに「さもありなん」と言うべきか(笑)

 

なぜ海外のメディアは、ニッポンを特に話題にしたがるのか?

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海外の掲示板redditに、次のようなスレッドが立った。「どうして欧米は日本の問題について同じような記事やニュースを書くんだろう?どうして欧米のメディアが日本の社会問題にだけフォーカスするのか不思議。別に日本に限られた問題ではないのに。例えば、出生率の低下とか(日本に限らない)、引きこもりとか(日本に限らない)、性行為に対する関心の無さ(無性愛は欧米でも増えてきている)、それに自殺が多い国(日本は現在37年ぶりの低さ)など、ひんぱんに出てくる理由がわからない。言われてみれば、海外メディアによる日本タタキを我々もしばしば目にしているのは確か。このスレッドに対して「日本が呼び物みたいになってるのは確かに変だよね」「だって白人は『日本ならでは』の記事が本当に好きだからね」「他の誰かが悪くなることは、一部の人の気分を少し良くさせる唯一の方法なんだよ。G−7の中で唯一白人ではない国である日本と何か関係があるかもしれない」「日本は数少ない先進国の一つだからね、彼らは白人ではないし不思議な国として認識されているからだよ」「彼らは日本が世界一だから日本を選んでるんだよ、でも日本は欧米から遠く離れているから、多くの人は、ニュース報道においてその問題に気付くことはできないんだ」「日本の文化は欧米の多くの若者たちに楽しまれてるけど、年配の人の中にはあまり理解できない人もいると思うんだ、だからマスコミはあちこちで(日本に対して)卑劣な言動をするんじゃないかな」世界の若者たちが、日本に対する偏見に満ちた海外マスコミより日本を冷静に見ていることがよく分かった。

 

「差別発言」にユーモアで返した大阪なおみ選手の心のキズ。

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お笑いコンビの『Aマッソ』が、漫才のネタで女子プロテニスの大坂なおみ選手について、「大坂なおみに必要な物は漂白剤。あの人は日焼けしすぎ」と発言し、その非常識過ぎる「差別発言」に非難の声が殺到した。発言が大問題へ発展すると『Aマッソ』は「笑いと履き違えた最低な発言であったと今更ながら後悔しています」とつづった手書きの謝罪文を発表、上べだけの言葉をつらねて決着を図ろうとした。その発言から1週間後、大阪なおみ選手がTwitterを更新。お笑い芸人『Aマッソ』の『差別発言』について初めて言及した(⬆上の写真)。「日焼けしすぎって、またワイルド(クレージー)なことを!『資生堂アネッサ』の『パーフェクトUVサンスクリーン』を使っているから、私が日焼けすることはないですよ」と自身がCMに出演している『資生堂アネッサ』の日焼け止め商品の名を出してユーモアたっぷりに回答、さらにニッコリ笑う絵文字まで添えて、ツィートした。お笑い芸人の「差別発言」に対して笑顔の絵文字まで添えて大人の対応を見せた大坂なおみ選手。しかし、彼女の笑顔の対応にお笑い芸人『Aマッソ』の2人が、これでほっと胸をなでおろすのは早トチリというものだろう。大阪なおみ選手が使ったワイルドという言葉にはクレイジーと言う意味もある。本人はどうすることもできない皮膚の色をネタにして笑いを取ろうと考えた2人のお笑いネタは、まさにクレイジーそのものだ。精一杯の笑顔で応対してくれた大阪なおみ選手の心の内側の痛みを、2人が十分理解できないままであれば、本当の意味での反省にはならないのではないか。

 

死の3日前に「ベンツが欲しい」を歌ったジャニス・ジョプリン。

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ロックシンガーの鬼才ジャニス・ジョプリンが作詞した「メルセデス・ベンツ」(日本語訳・ベンツが欲しい)は、ジョプリン自身の手によってア・カペラで録音された。歌の中で、神様に「メルセデス・ベンツを買ってちょうだい、街で一晩パーっとやらせて」とねだるこの歌詞をジョプリンが着想したのは、友人の歌手ボビー・ウォーマックのメルセデス・ベンツに同乗しドライブしていた時だったという。この曲は一発録りで1971年10月1日に録音されたが、ジョプリンは、この3日後の10月4日に死去、この歌がジョプリンの人生最後の録音となった。ジャニス・ジョプリンの愛車はと言えば誰もが知るポルシェ。1968年9月に購入し、真っ白だったボディにサイケデリックな絵を一面に描きカスタマイズして亡くなるまで、彼女はこのカラフルにペイントされたポルシェを3年間乗りまわしていた。「ベンツが欲しい」の歌詞の中に「ねぇ神さま、私にベンツを買ってくれない?友達はみんなポルシェだし、巻き返さなきゃ。今までずっと働き詰めで、誰からも見放されていたの。だから神さま、私にベンツを買ってくれない?」という歌詞がある。彼女の突然の死因は、使用したヘロインが通常のものより高純度であったため、致死量を超えている事に気づかなかったからだという。彼女が例のダミ声でアカペラで歌ったこの歌(youtube参照)を聴くと「ベンツを手に入れて(ヘロイン中毒の)人生を巻き返したい」というのは、まだ27歳の若さだったジャニス・ジョプリンの「ホンネ」だったのでは無いか、と思えてならない。