ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ディズニー「ライオンキング」が「ジャングル大帝」をパクった動かぬ証拠。

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今年フルCGによって甦るディズニーアニメの不朽の名作「ライオン・キング」。この作品が、25年前の1994年に全米で初公開されるた時、アメリカのアニメファンやマスコミの間で、1960年代に日本の漫画家手塚治虫が制作したテレビアニメ『ジャングル大帝』とプロットやキャラクター、またいくつかのシーンが酷似しているという指摘がされた。するとディズニー社はこうした「盗作疑惑」に対する反論として、ライオン・キングは『バンビ』やシェイクスピアの『ハムレット』から着想を得たと説明し、アフリカを舞台にすれば作品に登場する動物は類似のものが多くなり誤解されたのだろうと主張した。しかし米国の新聞『ロサンゼルス・タイムズ』が、企画時の『ライオン・キング』のタイトルが「King of the Jungle」だったという事実をすっぱ抜いてしまった。つまりライオンの正しい生息地は「サバンナ(平原)」なのに、「ジャングル」に生きるライオンという舞台設定は手塚治虫氏のオリジナル作品「ジャングル大帝」をそっくり真似たものである事がバレてしまったのだ。手塚治虫氏は『ジャングル大帝』の冒頭部分で、主人公のライオンがサバンナ(平原)ではなくジャングルに生息するという設定にしたのは事実とは異なる「たったひとつの例外」であると「断り書き」までしている点も指摘された。すなわちディズニー社は、「言い訳」の限りを尽くしたが、手塚治虫氏が主人公のライオンの生息地を「サバンナ」ではなく「ジャングル」に変えていたことをうっかり見落としてしまった事で、「ライオン・キング」が「ジャングル大帝」をそっくり真似た作品であることがバレてしまったと言うわけだ(笑)

パリのエスプリ。ノートルダム聖堂修復にゴーンさん多額の寄付を。

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ゴシック様式の大聖堂で850年の歴史を誇るパリ中心部の象徴的な建造物であったノートルダム大聖堂。今回の火災で、中央の尖塔部分は焼け落ちたが、数時間にわたる消火活動により2つの塔と正面部は辛うじて損壊を免れた。火災現場を訪れたマクロン大統領は、ノートルダム寺院は「われわれの生活の中心」であり、「すべてのフランス国民」のものだとし、修復に向けて「明日から」世界への寄付を呼び掛けを始めると表明。「われわれはノートルダムを再建する。それがフランス国民の望みだからだ」と述べた。このニュースが流れると早速パリ市民がSNS上に「黄色いベスト運動を収めるためにマクロンが燃やしたんじゃないの」とか「ゴーンさんから寄付してもらおう」という書き込みがあった。パリ市民のエスプリ(才気)あふれるユーモア発言に思わず苦笑したが、「修復のための寄付」でパリ市民が真っ先に思い浮かべたのがカルロス・ゴーン氏であることは我々日本人にとっては極めて痛快な話だ。なぜなら、つい3ヶ月前はゴーン氏の失脚は「日本人の日産経営陣がゴーンを裏切ったクーデター説」がパリ市民の間で囁かれていたのに、日本の検察によって次々と暴かれるゴーン氏の「強欲ぶり」が今ではすっかりパリ市民の意識に定着してしまったようなのだ。ゴーン氏は出身である仏ルノー社からも追放された今「懺悔」の気持ちで大聖堂修復のために多額の寄付をすれば、パリでも失われつつある「名誉」を回復できる絶好のチャンスになるかもしれない(笑)

 

グレーテストカムバック!地獄から這い上がって見せたタイガー・ウッズ、

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1996年に大学を2年で中退しプロゴルフ界に颯爽とデビューしたタイガー・ウッズ。翌97年にはマスターズを21歳3カ月の史上最年少記録で優勝。以来、2008年の全米オープンを32歳で制するまで、わずか12年で14のメジャータイトル(マスターズ4勝、全米オープン3勝、全英オープン3勝、全米プロ4勝)を手中にした。メジャータイトル18勝の最多記録保持者ジャック・ニクラウス(米国)が「タイガーがボクの記録を更新するのは時間の問題だろう」と言ったほどの活躍だった。ところが、09年の交通事故、10年の離婚騒動などでメジャーで勝てなくなり、さらには肩や腰、ひざなどを痛め、4度の手術も経験するなど再起不可能説まで噂された。そのタイガーが14年のブランクを乗り越え5回目となる奇跡のマスターズ優勝を成し遂げたのだ。まるで地獄のような14年間のドン底生活から彼はナゼ這い上がることが出来たのだろうか。復活の兆しが見えてきたちょうど1年前、タイガーは「このぐらいのアゲンストの風なら、3ヤードプラスでいいな、という計算を以前の僕は何も考えず、自然に感じ取ることができた。それが長い戦線離脱や人生の諸々の出来事を経た今その才能は完全に失われてしまった。取り戻せるのかどうかも定かではないが、無いなら無いで現在は考えながらプレーしている。考えなければ計算が立たない。僕にとって、それは大きなチャレンジなんだ」と語った。ゴルフの天才は、初心に帰り「チャレンジ精神」を取り戻したことで地獄の底から見事に這い上がって見せたのだ。

 

「10連休を休めない」3割、ワーカホリックは「令和」を喜ばない。

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時事通信が実施した「10連休に関する世論調査」、この調査は全国の18歳以上の男女2000人に個別面接方式で3月8~11日に実施。有効回収率は61.2%だった。ゴールデンウイークが新天皇の即位に伴い10日連続の休祝日となることについて、この内の4割に当たる約500人が「うれしくない」と回答したと言う。「うれしくない」理由を尋ねると「仕事をしていないので関係ない」が28%で最多。「仕事を休めそうにない」19.3%、「家事などの負担が増える」10.8%、「仕事に支障がある」9.6%などが主な理由だった。仕事をしてない人達は恐らく学生だろうけど、「仕事を休めそうにない」「仕事に支障がある」の合計28.9%の回答者が気になるところだ。ワーカホリック(仕事中毒)のように自分の人生を過ごしている人達がこれほど多いのはナゼなのか。「休めないから」と回答した中で15%が「全く休めない(休まない)」と回答。「1日だけ」4.3%、「2~3日」18.5%と恐らくは2度とは来ない改元を祝う10連休をほとんどフルに休めない人が3割近く居るのだ。「全く休めない」を男女別で見ると、男性9.4%に対し、女性が21%の高さだった。つまりこれは10連休が稼ぎ時のショップ勤めの女性が多いのがその理由なのかもしれない。10連休を十分に満喫できる大手企業の社員と中小企業に勤める「ワーカホリック」との休日取得のこれだけの「格差」、時代が「平成」から「令和」に変わっても休日を休めない「仕事中毒」の人生は永遠に続くのだろうか。

 

ついに撮ったブラック・ホール、一番のお手柄は、本間教授かバウマン博士か?

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人類史上初めてのブラックホールの撮影、NSF(全米科学財団)の発表会場での記者会見の席で色々な国のジャーナリストが科学的なことについて質問してるなかNHKの記者が「日本人の貢献について教えてくれ」と質問して会場内が失笑に包まれたと言う。今回の撮影、地球上の8つの電波望遠鏡を結合させ仮想的な地球規模の望遠鏡を作り上げるホライズン・テレスコープによって初めて撮影に成功したのだ。言ってみれば国際協力による撮影プロジェクトだが、その中でどの国のどの研究者が一番大きな功績を果たしたのかはNHKの記者ならずとも気になるところだろう。カリフォルニア工科大学助教授のケイティ・バウマン博士(⬆上左の女性)が5000兆バイトのデータ解析を行ったプログラムを開発した人物として一番功績があったとウワサされているが、彼女が作ったプログラムの原型となるアルゴリズム(数学上の計算手順)を考案し提供したのは、実は国立天文台の本間教授(⬆上の写真右)と日本人3人の研究チームだったという。SNS上でも「アルゴリズムを考案したのは彼女じゃないよ。日本人研究チームだよ」「彼女が元にしたアルゴリズム?もともとは数年前に4人の日本人が作ったもの」「MIT(マサチューセッツ工科大学)ニュースですら彼女の名は出さずに、日本人のアルゴリズムを使ったと言ってるよ」などやはり日本人チームの貢献度が一番高かったことが噂されている。しかし、マヌケな質問をしたNHK記者については「日本スゴイと明るいニュースを狙っての質問、墓穴を掘ってブラックホール」という皮肉を込めた書き込みがあって、思わず苦笑させられた。

トコトンおふざけ、新元号発表の際の「手話かぶり」がICカードに。

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4月1日午前11時にNHKが組んだ特番「新元号発表」中継の視聴率は平日午前中の時間帯にも関わらず19.3%という高視聴率をマークして、多くの日本人が「歴史的な瞬間」を見届けていた。この時、「令和」という新元号名の2文字を記したパネルを菅官房長官が掲げる際に画面左側に表示されていた「手話通訳者」のワイプ画面に菅氏が掲げた文字パネルが隠されてしまい、テレビ画面を見ていた視聴者には「令和」の文字がすぐには読み取れないハプニングが起きてしまった。NHKはすぐさまこれに気づき「手話」のワイプ画面を急ぎ外したのだが、SNS上では「NHKがやらかした」と、この偶然のミスをあげつらう言葉が飛び交った。それから10日以上経って、この「手話かぶり」場面を新元号発表記念のICカード(⬆上の写真)にして販売するという抜け目のない鉄道会社が現れた。通称ことでん」として知られている高松琴平電気鉄道(香川県高松市)だ。「令和」と書かれたパネルを掲げていることでんのキャラクターいるかの「ことちゃん」の前で妻の「ことみちゃん」が手話通訳をしているワイプ画面が重なり「令和」の文字が読み取れないという奇抜なデザイン。新元号を祝う明るいイメージのカードデザインにしたい、そのために記憶に残る1枚にしようと思い、浮かんだのが、新元号の文字とワイプ画面がかぶったあのNHKのハプニング場面だったという。発売をツイッターで告知すると「攻めてるデザイン」「さすがことでん」といったコメントが寄せられているのだとか。でも「新元号」記念カードと言いながら肝心の「令和」の文字が隠れて読み取れないのはどうなんだろうか(笑)

 

89年前、インドの少年が「ブラックホール」の存在を証明したのに無視された。

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ブラックホールの理論は、アルベルト・アインシュタイン一般相対性理論が発表された直後の1915年に、理論の骨子であるアインシュタイン方程式を使ってドイツの天文学者カール・シュヴァルツシルトが、ブラック・ホールの存在を予言した。しかしアインシュタイン本人は、それはあくまで数学的な話であって現実にはブラック・ホールの存在は有り得ないだろうと考えていた。それから15年後の1930年に「ブラックホール」が存在するという事実を初めて理論的に証明したのは、英国ケンブリッジ大学に留学していた19歳のインド人の天才少年、チャンドラセカール(⬆上の写真)だった。チャンドラセカールは「白色矮星の質量には上限があることを理論的に導き出し、質量の大きな恒星は押しつぶされてブラックホールになる」と、ブラックホールの存在を初めて理論的に導き出して見せたのだ。ところが、イギリスの天体物理学界の大御所であったアーサー・エディントンは、この「天体物理学最大の発見」をまともに検討すること無く頭ごなしに否定した。当時、英国科学会の重鎮だったエディントンのこの態度の影響は大きく、結果チャンドラセカール少年の指摘は誰にも省みられること無く忘れ去られてしまう事となったのだ。この事件が、ブラックホールの本格的な研究を始めるのを1960年代にまで大幅に遅れさせてしまった最大の原因とさえ言われている。英国で認められる事が無かったチャンドラセカールはその後アメリカへと渡り米国天文学界で数々の業績を残し、1983年「星の構造と進化にとって重要な物理的過程の理論的研究」でノーベル物理学賞を受賞している。1999年に打ち上げられたNASAX線観測衛星チャンドラ」は、彼にちなんで名づけられた衛星だという。