ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「どん兵衛」のCMを見続ければタダ、Win-Winの0円タクシーはいかが?

f:id:gunjix:20181206224952j:plain

12月5日から都内でタダで乗れる「0円タクシー」が登場した。なぜタダで乗れるのかと言うと、タクシー乗車中、利用客のタクシー代を代わりに負担してくれるスポンサーのCMを見続けなければならないからだ。「0円タクシー」の車体にはスポンサーの広告ラッピング、クルマの内装も企業名や商品名だらけ、はたから見ても乗客がタダで乗ってる事がひと目でわかるタダ乗りタクシーなのだ。この「0円タクシー」の最初のスポンサーになったのが日清食品、名付けて「どん兵衛タクシー」。車体にはインスタントラーメン「どん兵衛」のひときわ目立つレッドカラーの商品ラッピング、ドアを開けると乗車中に流されるCM専用のディスプレイがお出迎え(上の写真)。「タダなんだからやむを得ない」と思うのか「タダだけれどコッ恥ずかしい」と思うのかは利用客次第。つまりは日清食品のラーメンPRカーに乗って宣伝の手伝いをすることを「良し」とするかどうかという問題だ。商品宣伝の片棒を担いでその代わりにタダでタクシーを利用するいわゆる企業スポンサーと利用者のWin-Win の関係が生まれるという「0円タクシー」。よく考えてみれば有料で見るNHKと違ってCMのおかげでタダで見られる民放テレビと全く同じ発想だ。テレビCMのスポンサーがどんどん減っている時代に登場したCMだらけの「0円タクシー」、当初は50台でスタートするらしいが、2年後のオリンピックに向けてさらに沢山の「0円タクシー」が都内中を走り回ってくれれば、世界に向けての観光都市「Tokyo」での移動手段として、大きな「目玉」になれるかも知れない(笑)

平成が終わる。パスポートは西暦なのに「元号」をナゼ欲しがるのか。

f:id:gunjix:20181206115616j:plain

師走に入ってから「平成最後の」と銘打った催しがあちこちで見受けられる。「平成」の元号が消えることは日本人にとってそんなに大きな出来事なのだろうかと思ったら、意外にも日本人には「元号」にこだわりを持つ人が多いことが読売新聞の全国世論調査で判明した。「普段の生活や仕事で元号と西暦のどちらを使いたいですか」と尋ねると、「元号を使いたい」人が50%、「西暦を使いたい」人が48%とほぼ同じ割合であるという。年代別でみると、40歳代以下では「西暦」派が多く、50~60歳代では「元号」派と「西暦」派はほぼ同じ割合。70歳以上では「元号」派が60%を超えている。 ちなみに元号を「平成」に改元した30年前1989年1月の同じ調査では、全体で「元号」派が64%、「西暦」派はわずか28%だったそうだ。平成30年の間に、「 元号」派が減少し「西暦」派が増加したという事になる。キャッシュカードで求められる生年月日の年号は「西暦」 パスポートの表示も「西暦」と世の中の表示が「西暦」表記へと変わりつつあるという時代に、なぜ「元号」表記が必要なのか。そもそも「元号」が新天皇即位に合わせて改められるようになったのは明治時代以降からの事でそれ以前は天皇の代替わりの際だけでなく大きな吉事や厄災がある度に改元したり、民衆は「干支」を年号変わりにしていたというように年号は実にいい加減な「定まり事」であったと言う。たかだか150年前の明治以降に定められた年号の「しきたり」を大事にしたいのか西暦で十分だとするのか、あなたはどっち派ですか?

あたらしい駅名にゲートウェイを勝手に+したJR東日本のゴーマン。

f:id:gunjix:20181205014313j:plain

JR東日本が山手線の田町ー品川間にオリンピックイヤーに開設する新駅のネーミングを発表した。新駅名は「高輪ゲートウェイ」と何とも長ったらしい和洋折衷の駅名となった。半年前から新駅名を公募していて64,000件もの応募があった中でこんな名前が第1位だったのかと思ったら実はこれ130位にランクされていたネーミングだという。応募第1位は「高輪」、第2位は「芝浦」第3位は「芝浜」といずれも漢字二文字で誰でもすぐに覚えやすい駅名だったのに、なぜJR東日本は誰でもが覚えやすい2文字駅名をボツにしてまで第130位の8文字の長い駅名を選んだのか?その横暴過ぎる駅名決定にJR東日本の傲慢さが透けて見て取れる。選定の理由をJR東日本は「新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与する事を願った」と説明したが、何の事はない投票1位だった誰でも覚えやすい駅名「高輪」にJR東日本が新駅周辺で現在開発している13万㎡の再開発エリアの「玄関口」となるのを願って「ゲートウェイ」という長ったらしい「尾ひれ」を手前勝手に「付け加えた」と言うわけだ。新駅を利用する人々が「覚えやすい」駅名であるより、自社の未来計画をPRするために長ったらしいネーミングを利用者に一方的に押し付けてくる、その傲慢とも言える経営姿勢は、「JR東日本の駅員は横柄過ぎる」という多くの利用客の絶えざる不満の声を一向に改善できないでいる「根本原因」であると言えるのかもしれない(笑)

 

超リアルなのに無表情、日本製ロボットは「モナリザの微笑」が造れない。

f:id:gunjix:20181115153133j:plain

Hanson Robotics社のロボット開発技術者David Hanson博士が開発した人型ロボットSophia(上の写真)が、驚くほど豊かな表情を持ったロボットとだとして世界中で大きな注目を集めている。人間に向かって「Sophia」が話す時には眉間にシワを寄せたり、目を細めたり、笑顔を浮かべ唇の端を上げたりと、さまざまな表情を浮かべてまるで人間が話すように話ができる。また微妙に顔の筋肉に当たる部分を動かして、微笑んだり困惑したり、真面目な眼差しになったりなど、キメ細やかなな感情まで表現できると言う。その秘密は、光の入り具合で色が微妙に変わるよう目の深い表情を実現したように、AIと統合させることで人と向き合った場合に自律してコミュニケーションを取れるようになり、より複雑で人間らしくほほ笑みを浮かべるモナリザのような微妙な表情を生み出す事に成功したのだという。それに比べて日本製の人型ロボットは顔の作りそのものは白人ロボットと比べても決して引けを取らない超リアルな作りだけれど、コトバをしゃべる際の微妙な表情の変化を生み出す技術が白人ロボットに比べてかなり不足しているようだ。日本製ロボットは一様に「のっぺり」した顔の印象を受けてしまう。大げさな表情表現を交えて話をする白人と違ってつねに無表情なまま会話をする習性を持つ日本人、ロボットの顔を作る場合にも日本のロボット技術者達は、国産ロボットの表情について「日本人らしく無表情のままで良い」と思っている為なのかもしれない(笑)

「寒い・菓子が食べたい」泣きを入れるゴーン氏、「用済み」だから釈放したら?

f:id:gunjix:20181202221125j:plain

11月19日に羽田空港に到着するやいなや日産の会長専用ジェット機内で逮捕され東京拘置所に収監され取り調べを受けている元日産ゴーン会長の勾留期間がさらに延長された。世界のVIPとして知られるゴーン氏への長期にわたる拘束には海外のメディアから「日本の司法は中世並みだ」という批判の声が聞こえてくる。かつて証券取引法違反で東京拘置所で同じ様な取り調べを受けた経験のある実業家ホリエモンは「寒くて大変だろうなあ」とゴーン氏に同情するツイートを書き込んだほどだ(上の写真)。たしかに世界のVIPとしての特別扱いをしない日本の司法による取り調べは、勾留期間が長引くに連れてゴーン氏に弱音を吐かせる効果は十分にあったようだ。面会した弁護士によれば「拘置所は寒い」「菓子が食べたい」とゴーン氏が素直な心情を吐くようになり「なぜ高額報酬を内密に受け取ろうとしたのか」の理由について取り調べの検事に対して「高額な報酬が開示されれば従業員の労働意欲が下がると思ったから」と正直に述べているという。勾留された人物から犯行の裏付けを取るために長期勾留し精神的なプレッシャーを与え続けるという日本特有の「人質司法」という取り調べ方法は、期間が長引けば長引くほど海外からの批判はさらに高まるだろう。今回のゴーン氏逮捕は、彼の仲介でフランス政府&ルノー社が日産・三菱の「企業乗っ取り」を図ろうとしたことに対しての日本側役員による告発によるものだった。ゴーン氏逮捕のあとに日産・三菱両社はまんまとゴーン氏を解任してしまい、フランス政府&ルノー社による「日本企業乗っ取り」の企みは事実上不可能になってしまった。これ以上、海外からの批判を受けないためにも東京地検特捜部は日産&三菱にとってすでに「用済」となったゴーン氏、もうこれ位で釈放すべきではないだろうか。

 

お医者さんの誤診率28%、AIドクターは19%。診察して欲しいのはどっち?

f:id:gunjix:20181202012540j:plain

先頃、英王立内科医師会とスタンフォード大学などが共同で行った人間の医者とAI(人工知能)ドクターとの医療診断の能力比較の実験結果が興味深い。総合医として独立開業するために受ける医療診断の「試験問題」で、人間の研修医たちの過去5年間の平均誤診率が28%だったのに対してAIドクターの誤診率は19%だったという。さらに、症状と疾患の範囲を広げ、より現実的な状況に即した診断では、経験豊富な医師7人と競ったAIドクターの誤診率が20%だったのに対し、人間の医師の誤診率は6〜36%とバラつきがでたという。風邪など一般的な症状の試験でも、人間の医師の誤診率は1〜48%と大きな幅がでたが、AIドクターはわずか2%の誤診率だという。我が国の外来診療でも1時間以上待たされ3分間診療という現状の中で「誤診」された経験を持つ人は私を含めて数多く居るはずだ。多くの診察データを蓄積したAIドクターによる一般診療を我が国でもイギリスに倣って導入を検討してみてはどうだろう。ただし、AIドクターは診察については人間のドクターより優秀だが、診察後に患者さんとの人間的なふれあいや心のケアなどのフォローができないという大きな欠点がある。初診の医学的診断はAIドクターに任せられてもあとの治療は生身の人間の医者がどうしても必要なのだ。どうやら「医は仁術」=患者さんを思いやる「心のケア」は、現代の最先端技術を持ってしてもAIドクターにはまだムリなようだ(笑)

NHKの平均給料148万円でスマホTV受信料を月1,310円取るとは。

f:id:gunjix:20181130150635j:plain

テレビを視聴できるワンセグ機能付きの携帯電話を持つ人はNHKと受信料契約を結ぶ義務があるのかどうかが争われた埼玉・水戸・千葉・大阪での訴訟の控訴審で、東京高裁はワンセグ機能付き携帯所有者側に「支払い義務あり」という判決を次々に出している。ここで先ず疑問に思うのは家庭用のテレビ受信機であっても、ワンセグ携帯であっても全く変わらない月々1,310円を徴収するとしている点だ。小さな画面で見る携帯でのTV視聴料金が大画面で視聴する家庭用のテレビと同じ料金を徴収するというのは誰もが感じる明らかな不公平感だろう。さらにこの東京高裁の判決に対してドコモ・au・ソフトバンクの携帯3社が知らんふりを決め込んでいるのも不可解だ。スマホユーザーとNHKとの問題で我々携帯会社には関係ないというその無責任ぶり、NHKはスマホユーザーではなく同じく儲けすぎてる携帯3社から視聴料金を取れば済む話ではないだろうか。そして最大の疑問点は、現在のNHKが4,000億円の金融資産を保有する黒字会社であり、NHK職員の平均年収は諸手当を含むと何と1,780万円,月額にならすと1人148万円という高給取りばかりの公共団体である点だ。そのお金持ちの団体NHKがスマホの使用料金で頭を悩ます庶民の携帯に追い打ちをかけて月々1,310円もの課金をしようとしている現実、あなたはどう思われますか?携帯ユーザーがこれに抵抗するにはTV視聴ができる(ワンセグ)機能付き携帯を持たないという方法しか術が無い。それにしても次々と不公平過ぎる金持ちNHKに味方する「判決」を出し続けている東京高裁の「裁判官」達、彼らにはワンセグ機能付きスマホの持ち主は1人も居ないのだろうか。